更新日: 2023-05-11

基本情報

名称:
なかクリニック
診療科目:
内科, 外科, 肛門外科, 小児外科, 消化器内科, 皮膚科, 緩和ケア内科
住所:
〒 567-0034
大阪府茨木市中穂積1丁目2番50号

電話番号072-631-8808電話
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できるだけ痛みの少ない内視鏡検査に尽力。肛門疾患や爪の症状などにも幅広く対応

どのような患者さんが多く来院されていますか?

中先生の写真

20代〜60代の働き世代ですと、胃・大腸内視鏡検査を希望される方や肛門科を受診される方が多いですね。たとえば、座り仕事や力仕事の多い方、お酒をよく飲む方、出産後の女性などから、お尻の悩みについてのご相談を多くいただいています。

また、地域のかかりつけ医として、風邪や花粉症などのよくある症状にも対応しており、新型コロナの流行時期には、当院でも相当数の発熱患者さんが受診されましたし、糖尿病や高血圧といった生活習慣病、慢性腎不全など定期的な管理や観察が必要な患者さんが多く通院しています。さらに、この地域はお子さんも多く、予防接種をはじめ、すり傷、切り傷、肩の脱臼、打撲などの処置、「粉瘤」という大きなニキビのようなできものの切除などで受診されています。

そのほかですと、ハイヒールをよく履く女性や中高生などが「爪の症状」で来院されます。巻き爪や陥入爪といった爪の変形による痛みに対して、当院では、金属製ワイヤーで矯正する「ワイヤー治療」や、特殊なクッションを爪と皮膚の間に挿入する「アクリルガター法」など、できるだけ切らない保存療法をご提案しています。足の爪の変形や痛みに対応している医療機関が周辺に少ないため、患者さんからはとても喜ばれていますね。

貴院が力を入れている胃・大腸内視鏡検査について、くわしく教えてください。

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胃カメラ、大腸カメラは、胃痛や腹痛の原因を調べたり、がんをはじめとする疾患を早期に発見したりするために必要かつ大事な検査です。当院では、できるだけ苦痛の少ない検査の実施を心がけています。胃カメラは、鼻腔から直径5〜6ミリのカメラを挿入する経鼻内視鏡と、口から挿入する経口内視鏡の両方に対応しています。ご要望に応じて鎮静剤を使うことも可能で、眠っているうちに検査を終えることもできます。

大腸カメラも同様に、ご要望に応じて鎮静剤を使うのに加えて、培ってきた内視鏡の挿入技術を用いて、できるだけ患者さんの苦痛の少ない検査を提供しています。検査中に、大腸ポリープが確認できて切除可能であると判断した場合は、そのまま内視鏡で切除治療を行います。また、検査前に腸内をきれいにするため下剤を服用する必要がありますが、ご負担に感じる方も多いため、当院では、飲みやすいと評判の2種類の下剤を用意しました。

実際、当院で検査を受けられたほとんどの患者さんが「痛みや苦しさを感じなかった」とおっしゃられていて、これからも患者さんのご負担を軽減した内視鏡検査の提供に尽力していきたいと考えています。

肛門科では、どのような診療が受けられますか?

内核痔・外核痔(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)などの痔疾や肛門ポリープ、肛門そう痒症など、肛門のあらゆる病気に対応していますが、中でも「いぼ痔」の症状でお困りの患者さんが多いですね。

いぼ痔は、初期の段階なら便秘の改善や塗り薬による治療で改善を目指します。痔核が脱出していたり出血していたりなど中等症から重度の場合には、手術治療を検討します。以前は切除手術しか選択肢がなかったのですが、今は、肛門内部の痔核に注射で薬剤を注入する「ジオン注射療法」や、痔核を輪ゴムのようなもので括る「輪ゴム結紮(けっさつ)療法」など、切らずに治す方法が主流で、当院でも日帰り手術に対応しています。

肛門の症状での受診というのは、患者さんにとってハードルが高いと思います。患者さんの羞恥心にも十分に配慮した診療を行っていますので、お困りの方は、気軽に相談していただきたいですね。