必要かつ迅速な検査と一人ひとりに合った適切な治療を通じて、患者ファーストの診療を実践
日々の診療で心がけていることを教えてください。
患者さんの話をていねいによく聴き、必要に応じた検査と正しい診断、適切な治療の提供に努めています。最近は、インターネットで情報収集してから来院される方も多いので、必要な検査だけを速やかに行い、なるべく短期間で治療が終わるよう「患者さんファーストの診療」に取り組んでいます。
薬は、院内処方されているそうですね。医療設備についても教えてください。
一般に使用する薬は先発品、後発品を含め1000種類ほどありますが、個人のクリニックではとてもすべては取り扱いできませんので、主要な150種類程度のお薬は、院内処方で行っています。当院での診察が終わった後に、改めて調剤薬局で薬をもらうという手間を省くことで、患者さんの時間的、経済的なご負担の軽減につなげたいと考え導入しました。
医療設備については、レントゲンや心電図など、初期診断や健康診断のために必要な検査機器は、ひと通り揃えています。胃カメラ、大腸カメラについては、最近、より性能の高い機種に更新しました。特に、がんに関しては、早期発見が非常に重要になりますので、尿検査によって特定の早期がん発見が期待できる尿中マイクロRNA検査(保険適用外)も導入しています。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?
勤務医時代は、とにかく忙しくて時間もなかったので、開業してから少しずつ趣味を増やしています。妻と乗馬をしたり、友人と「日本百名山」への登頂を目指して、伊吹山や白山を登山したり、海釣りも始めました。特に、登山は、何も考えずに自然の中をひたすら歩くので、ストレス解消になりますね。釣りも、最近、1m30cmの太刀魚が釣れたことがあって、手応えを感じ始めています(笑)。
最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。
私の専門の消化器外科については、より性能の高い機器を使いながら、質の高い医療を提供し続けていきたいと考えています。特に、がんに関しては、私のこれまでの経験を活かして在宅緩和ケアも行っています。あまり一度に多くの患者さんには対応できないのですが、お困りの方はご相談いただければと思います。
これからも、風邪やアレルギー、新型コロナ感染症などの診療からがんの在宅緩和ケアまで、かかりつけ医として幅広く、地域の皆さんのさまざまなご要望に応えていく所存です。どんなことでもお気軽にご相談ください。