更新日: 2022-12-09

基本情報

名称:
相川みんなの診療所
診療科目:
内科, 糖尿病内科, 消化器内科, 小児科
住所:
〒 458-0011
愛知県名古屋市緑区相川三丁目246-2

電話番号052-875-3792電話
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糖尿病、消化器内科の専門治療を主軸に、年齢性別を問わず、さまざまな病気の総合診療や予防にも注力

どのような患者さんが多く来院されていますか?

梶野真一院内の写真2

専門治療を定期的に受けに来られる糖尿病の患者さんや、胃・大腸の内視鏡検査、肝障害、炎症性腸疾患などで消化器内科を受診される方が多いですね。
小児科も標榜していますので、定期予防接種を受けに来られるお子さんのほか、新型コロナ感染症の診療・検査にも対応していますので、感染拡大時には1日80人もの患者さんが受診されたこともありました。
また、私は、総合内科専門医でもあるので、何科を受診したらよいのかわからない「なんとなく不調」を訴える患者さんもいらっしゃいますし、風邪や花粉症をはじめとするアレルギー疾患など内科一般の患者さんも多く受診されています。

貴院の特長を教えてください。

当院は、その名の通り、「赤ちゃんからお年寄りまで、みんなの診療所でありたい」という思いを込めて開院したクリニックです。
幅広い年代の、さまざまな病気の検査や診断、治療に対応しておりますし、糖尿病内科と消化器内科では、専門的な検査と治療を提供できることが特徴ですね。
また、地域のかかりつけ医として、病気の治療だけでなく、がんなどの早期発見、予防接種や禁煙外来など「病気予防」にも積極的に取り組み、術後管理や訪問診療にも対応しています。

糖尿病について、どのような検査や治療が受けられますか?

検査については、糖尿病の状態を示すHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)や血糖値、尿検査の結果は、その日のうちにわかるようにしています。さらに、HbA1cの正確な測定に影響を及ぼす“変異ヘモグロビン”の測定や、インスリンの分泌能力を測定するグルカゴン負荷試験など専門的な検査も実施しています。
また、小型センサーを二の腕に付けるだけで血糖値を測定することができる「フリースタイルリブレ」という持続血糖測定器を導入しています。血糖値を1分ごとに測定し、15分ごとに自動的に記録されるシステムで、より良い血糖コントロールの実現に近づけるための 治療につなげています。
 
治療については、患者さんの状態や血糖値の推移をしっかり把握して、薬剤や注射の選択、食事療法や運動療法など、患者さんお一人おひとりに適した治療法を提案していますが、当院では、なるべく薬に頼らず、食事と運動を基本としたできるだけシンプルなやり方で血糖コントロールができるような糖尿病治療を心がけています。
特に、2型糖尿病の場合、初期段階では食事指導が非常に重要であるため、管理栄養士3人と協力して食事指導にも力を入れて取り組んでいます。

もう一つのご専門である消化器内科では、どのような診療が受けられますか?

梶野真一院長の写真3

胃カメラ、大腸カメラでは、これまでの私の経験と高度な検査機器を駆使して、患者さんの苦痛が少ないだけでなく、ポリープやがんなどの病変の発見精度を追求した、質の高い内視鏡検査の実施に力を入れています。
 
胃カメラでは極細の経鼻内視鏡を使い、大腸カメラでは痛みを感じにくい柔らかいファイバーカメラを使用して、患者さんへの負担を減らしています。さらに、大腸カメラでは、患者さんのご要望に応じて、検査中の15分程度だけ効く静脈麻酔下で検査を受けていただくこともできます。完全に眠った状態で検査が受けられるため、「もう終わったの?」と驚く方がほとんどです。
万が一、内視鏡検査中にポリープを確認した場合は、あらかじめ患者さんの了解を得た上で、1cm大までならその場で切除治療を行い、それ以上大きいポリープの場合にはリスクを考慮して連携病院をご紹介させていただきます。
 
また近年、「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」など炎症性腸疾患の患者さんが増加しており、内視鏡検査で診断される方もいらっしゃいます。
炎症性腸疾患とは、消化管が慢性的な炎症を起こし腹痛や下痢、発熱、体重減少、血便などの症状が出る病気で、原因がはっきり解明されておらず、国の難病に指定されています。
当院では、炎症性腸疾患の内科的治療に対応しており、患者さん一人ひとりの病状を十分に把握した上で、食事・栄養指導に加え、内服薬、分子標的薬の点滴など、支障なく日常生活が送れるよう症状をコントロールできるよう、適切な治療を提供できるよう体制を整えています。