更新日: 2021-03-08

基本情報

名称:
おんだ耳鼻咽喉科クリニック
診療科目:
耳鼻いんこう科, 小児耳鼻いんこう科
住所:
〒 125-0063
東京都葛飾区白鳥4-10-17 コープみらい葛飾白鳥店2階

電話番号03-3690-6590電話
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睡眠時無呼吸症、ニコチン依存症の治療にも尽力

先生のもうひとつのご専門である睡眠時無呼吸症についてお話を伺えますか?

睡眠時無呼吸症とは、睡眠中に呼吸が止まる、または浅く弱くなることで、日常生活に支障をきたす疾患です。症状としては日中の強い眠気や大きないびきが特徴ですが、ご自身で気づくことが難しく放置してしまっているケースが多いのが現状です。
しかし、治療せずにいると、集中力の低下から日中の生活や仕事にまで悪影響を与えるだけでなく、心臓や脳、血管に負担がかかるため、高血圧をはじめ、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な病気を発症するリスクが高くなってしまいます。だからこそ、ご自身やご家族が病気を疑い、早期に適切な治療を受けることがとても重要なのです。

幸い、私は睡眠時無呼吸症の第⼀⼈者と⾔える千葉伸太郎先⽣にご指導いただく機会に恵まれ、専⾨的な知識も⾝につけることができました。また、大学病院では睡眠時無呼吸症専門外来を担当していましたので、多くの患者さんを診てきましたし、当クリニックにおいても大学病院と同等レベルの診療をご提供することができます。

代表的な治療法に、特殊な装置を使って空気を鼻から気道に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止することを目的としたCPAP(シーパップ)療法があります。日々、就寝前から起床時まで装着していただきながら、月1回の来院時に状態を確認します。
その他、肥満の方には生活習慣の改善指導など、症状や状況によって患者さん一人ひとりに適した治療法をご提案させていただきます。
また、適応を慎重に見極めた結果、扁桃摘出や気道開大のための手術療法が奏功しそうな場合には、提携している病院にご紹介させていただきます。

恩田信人院長の写真2
睡眠時無呼吸症は早期に適切な治療を受けることがとても大切です。

耳鼻咽喉科では珍しく、禁煙外来を設けていますね。

はい。大学病院でがんの治療にも携わっていましたが、喉頭がん・咽頭がんなど喫煙が原因で発症したり、治療してせっかく病気を治しても煙草をやめられず再発してしまうケースを多く診てきました。実際、自分が担当していたご高齢のがん患者さんも、一度は治療で治っていたのですが、「煙草がやめられない・・」と、、その結果がんが再発してしまいました。
口惜しさもあり、喫煙が原因で病気を発症する方を少しでも減らしたいと、開業したら喫煙外来を設置することを考え、日本禁煙学会の禁煙専門・認定指導者の資格を取得しました。

禁煙が難しいのは、意思の強さの問題ではなく、ニコチンのもつ強い依存性が原因であることがほとんどです。ニコチン依存症は治療が必要なれっきとした病気です。そして、禁煙補助薬の処方などの治療が有効とされています。

当クリニックでは、禁煙補助薬を用いてニコチンが脳神経におよぼす中毒症状を緩和する治療だけでなく、禁煙を成功させるためのアドバイスやサポートを交え、患者さんと一緒に禁煙治療を進めてまいります。煙草をやめたいのになかなかやめられない方、禁煙を考えている方は、ぜひご来院ください。

おんだ耳鼻咽喉科クリニックの待合室の写真
天井が高く広々としていて、ゆったりくつろげる雰囲気の待合室