患者さんの気持ちに寄り添い、丁寧な説明を通じて、患者さんが納得できる医療を実践
日々の診療で心がけていることはありますか?
私は、少し気難しく見られることが多いので(笑)、できるだけ笑顔で患者さんに接し、気配り、心配りを忘れないよう心がけています。
また、患者さんが納得するまで、ていねいに、わかりやすく説明することも大切にしています。というのも、クリニックを訪れる患者さんの多くは、病気に対しての不安やマイナスのイメージを抱えていらっしゃいます。そんな患者さんの心配や不安な気持ちを払拭することも、かかりつけ医としての役目であると考えるからです。
たとえば、胃・大腸カメラの検査結果をお伝えするときには、たとえ何も問題がなかったとしても「異常なし」で済まさずに、検査画像を一緒に見ながら「今の状態がこうだから大丈夫」など目で見て納得していただいたり、場合によっては生活習慣の改善にまで話を掘り下げて予防の大切さを伝えたりなど、患者さんの不安や心配なお気持ちを払拭できるような診療を心がけています。
明るくて居心地のよい院内ですね。
ありがとうございます。温かく、落ち着ける雰囲気にしたいと思い、濃い色の木目調を採り入れました。広い土地が確保できましたので、日当たりの良さを活かせるよう窓を大きくし、天井も高く設計しています。院内でもリラックスしてお過ごしいただけていれば嬉しいですね。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごしていますか?
今は、6歳の子どもにテレビを占領されているので(笑)、仕方なく、You Tubeで好きなコンテンツを観て、リフレッシュしています。もちろん真面目なコンテンツですよ(笑)。私は歴史が好きなので、戦争の動画などを観て楽しんでいます。
さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。
開院以来、胃・大腸内視鏡検査を受けに来てくださる方が増えていますが、さらに検査の敷居を下げて、受診率を上げていきたいと考えています。
特に、大腸カメラは、恥ずかしい、しんどいというイメージが根強くあります。ですが、日本人で罹患者が多い大腸がんの早期発見は、大腸カメラによる内視鏡検査がもっとも有効です。一人でも多く大腸がんで苦しんだり亡くなったりする方が減らせるよう、検査の重要性とともに検査受診のハードルを下げる努力を今後も続けていくつもりです。
当院は、消化器内科の専門的な医療とともに、内視鏡やエコーによる専門的な検査も行っています。また、レントゲンや心電図、超音波機器(エコー)など、初期診断に必要なものはひと通り揃えており、小児から働き世代の方々、ご高齢者まで、幅広い年代のさまざまな疾患にも真摯に対応しています。
どのようなことでも、健康に関して困ったことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。地域のかかりつけ医として、皆さんが安心してかかれる医院づくりに努めてまいります。