最新の医療技術と心のこもった診療を提供。患者のニーズに応じた便利で快適な検査環境にこだわる
大腸カメラ検査について詳しく教えてください。

大腸カメラ検査は、先端にカメラがついた内視鏡スコープを挿入して、大腸粘膜全体を直接観察します。大腸がんの早期発見が唯一可能な検査であり、前がん病変の大腸ポリープを発見した場合は、その場で切除することで大腸がん予防につながります。大腸ポリープの切除は、日帰り手術なので入院の必要はありません。
当院の大腸カメラは、最新鋭の内視鏡システムと受動湾曲機能が搭載されたスコープを用いることで、不快感の原因になる腸管の圧迫も起こりにくく、短時間で精緻な検査が可能です。挿入時には高度な無送気軸保持短縮法を用い、体への負担を軽減させています。
さらに、2024年からは検査中に自動でポリープを検出し、見逃しのリスクを低減するAI(人工知能) を導入しました。これまでも、熟練の内視鏡専門医が小さな病変を見逃さないよう努めてきましたが、AIの支援により、さらに精度の高い内視鏡検査を目指しています。
下剤専用個室を14室も用意されているそうですね。

はい。大腸検査前の下剤内服時にプライバシーを確保できるよう、2024年1月に大腸検査専用の下剤内服個室ラウンジを増築し、14室の個室でゆったりと準備ができる環境を整えました。各個室に専用トイレを設置していますので、他の患者さんの目を気にせず、リラックスして前処置を受けていただけます。看護師も近くに常駐し、何かあればすぐ対応できる体制を整えています。
胃カメラ検査について詳しく教えてください。
胃カメラは、先端にカメラがついた内視鏡スコープを挿入して、上部消化管(食道・胃・十二指腸)の粘膜を直接観察します。当院では患者さんのご希望に合わせて、口から挿入する経口内視鏡検査と、鼻から挿入する経鼻内視鏡検査のどちらかをお選びいただけます。経口と経鼻のどちらでも精緻な観察が可能ですが、鼻腔が狭い、または鼻の疾患があって強く腫れているといった場合には、経口検査をおすすめしていますが、鎮静剤を用いて眠っているようなリラックスした状態で検査を行うことで、経口検査でも強い嘔吐感なく楽に受けていただけます。
希望すれば、胃・大腸カメラを同日に受けられると伺いました。
はい。当院では、ご希望に応じて胃カメラと大腸カメラを同日に実施しています。検査準備や当日の負担が一度で済むため、忙しい方や検査日をまとめたい方におすすめです。また、患者さんのライフスタイルに配慮し、土曜日の検査に加え、朝早い時間から開始して午前中のうちに帰宅できる「モーニング大腸カメラ」も行っています。
さらに、来院時の待ち時間をできる限り短縮できるよう、24時間対応のWEB予約システムや事前WEB問診も導入しています。ぜひご活用ください。
院内はとてもスタイリッシュで、高級感のある雰囲気ですね。
ありがとうございます。当院は、健診などで異常を指摘された方が検査を受けに来られるケースが多く、来院頻度は年に1回程度です。遠方からお越しになる患者さんも少なくありませんし、検査費用も保険診療とはいえ決して安価ではありません。だからこそ、検査に訪れた方々に院内設備やホスピタリティにもご満足いただくことが大切だと考えました。落ち着いたホテルのような空間を意識し、患者さんがリラックスしてゆったり過ごせる環境づくりに努めています。
また、スタッフの接遇においても、患者さんとのコミュニケーションを重視しています。医療機関でありながら、ホテルのようなサービス業としての意識を持ち、医師をはじめスタッフ全員が丁寧で印象の良い対応を徹底しています。
