「富山の胃がん・大腸がんの患者さんを減らし、悲しみをなくしていく」をミッションに、より身近な内視鏡検査を追究
先生が日々の診療で心がけていることについて教えてください。

内視鏡検査を受ける患者さんの多くは、不安を抱えて来院されます。そのため、丁寧な説明を心がけるのはもちろん、安心して検査を受けていただけるよう、積極的にポジティブなメッセージをお伝えするようにしています。
たとえば、検査の結果異常がなければ「わかって良かったですね」、ポリープが見つかった場合には「早期発見で大腸がんを予防できましたね」といった声かけを行い、内視鏡検査を受けたこと自体に大きな意義があったと患者さんに実感していただくことを大切にしています。こうした積み重ねが、次回の受診への安心感や意欲につながると考えています。
また、検査後には必ず「つらくなかったですか」と声をかけ、次回も安心して受診していただけるよう努めています。一度検査を経験すると受診へのハードルも下がるようで、「これからは定期的に受けようと思う」と言ってくださる患者さんも多くいらっしゃいます。
お忙しい日々かと思いますが、プライベートではどのように過ごされていますか?
実は開業を決めた理由のひとつに、「子育てと仕事を無理なく両立できる環境を整えたい」という思いがありました。診療の合間やオフの時間は、幼い三人の子どもたちと一緒に過ごすことを何より大切にしています。家庭での時間が、日々のエネルギーの源になっています。
さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

「富山から胃がん・大腸がんの患者さんを減らし、悲しみをなくしていく」。それが私たちのミッションです。その実現に向けて、「どうすれば快適かつ便利に胃・大腸カメラを受けてもらえるか」を常に追究し、新しいクリニックのあり方を通じて、おなかの中から地域の皆さんの健康を支えていきたいと考えています。
内視鏡検査の重要性を理解していても、「痛そう」というイメージから受診を先延ばしにしている方や、「以前の検査がつらすぎて、それ以来何十年も受けていない」という方にこそ、ぜひ一度当院に足を運んでいただきたいと思っています。