ありがとうございます。院内は観葉植物を飾り、くつろいでいただけるようにしています。また、患者さんにとって初めて訪れるクリニックは敷居が高いと思うので、入口のドアはガラス張りにして、大きな窓からも院内がうっすらと見えるようにしました。
瀬田駅の目の前ですし、コンビニに入るような感覚で「インフルエンザの予防接種やっていますか？」など気軽に覗いていただければいいなと思っています。

「地域のかかりつけ医」として、内科、循環器内科、呼吸器内科の他に小児科も標榜していますので、小さなお子さんからご高齢者まで、幅広い年代の患者さんが受診されています。
主訴としては、私の専門である狭心症や心不全など循環器疾患の症状のほか、高血圧などの生活習慣病、咳などの呼吸器疾患の症状で来られる方が多いですね。
お子さんの場合はやはり、発熱、鼻水などの風邪症状で受診されることが多いでしょうか。あとは、乳幼児の定期予防接種にも対応していますので、希望されていらっしゃることもあります。
 
咳の症状で来院される方の中には、乾いた咳が2週間以上続く「咳ぜんそく」の患者さんが増えている印象です。「咳ぜんそく」は、よく知られている「気管支ぜんそく」と同様に気管支の過敏なアレルギー反応によって起こるのですが、「気管支ぜんそく」のようにヒューヒュー、ゼーゼーといった喘鳴を伴わないのが特徴です。
気道の炎症をしっかりと抑えないと、風邪などをきっかけに再発することも多く、それを繰り返すうちに約3割の方が「気管支ぜんそく」に移行するといわれており、「咳ぜんそく」の段階でしっかり根治させることがとても大切です。
当院では、肺機能検査や血液迅速検査、胸部レントゲンなど診断に必要な検査を行ったうえで、抗アレルギー薬や気管支拡張剤のほか、吸入ステロイド剤などでしっかり気道の炎症を抑え、完治するまでフォローをさせていただきます。

クリニック開業に至った理由でもある「心臓病や脳卒中につながるリスクがある生活習慣病の予防」に注力していきたいと考えています。
糖尿病をはじめとする高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病は、ほとんどの場合、初期には自覚症状がありません。気づかないうちに動脈硬化（動脈が硬くなったり狭くなったりして血液の流れが悪くなる状態）が進行し、脳や心臓、血管などにダメージを与えていきます。その結果、ある日突然、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、脳出血など命に関わる恐ろしい疾患を引き起こすことになるのです。