患者さんは、主に60代以上のご高齢の方が中心です。認知症や心疾患、腎疾患、高血圧、糖尿病といった慢性疾患を抱えながら、老人ホームやご自宅で療養されている方が多いですね。寝たきりの方で膀胱留置カテーテルの管理や在宅酸素療法を受けているケース、褥瘡（床ずれ）の治療が必要なケースなど、さまざまな医療的ケアを継続的に必要とする患者さんの診療を行っています。
また、がん末期の患者さんに対する緩和ケアやお看取りにも対応しており、そのような患者さんのサポートも大切な役割のひとつです。
 
診療は基本的に2週間に1回の定期訪問を行い、健康状態の確認や簡単な検査、治療薬の処方などを実施しています。加えて、急な発熱や慢性疾患の急変といった緊急時には、24時間365日体制で往診し、患者さんを支えています。

当院では、患者さん一人ひとりにきめ細やかな診療を提供するため、訪問診療の対象地域を半径16km圏内としています。訪問診療をご希望の場合は、当院のホームページまたはお電話で直接ご連絡いただくか、担当のケアマネジャーにご相談ください。また、入院中や通院中の方は、病院の医療相談室や地域の支援センターを通じて相談することも可能です。どの方法でも、ご連絡をいただければ当院の担当者が訪問診療の手続きを進めますので、ご安心ください。
 
訪問診療は、通院が困難な方のための医療サービスであり、医師だけでなく、看護師、介護士、薬剤師など多職種がチームとなって患者さんの在宅療養を支えます。当院でも、こうした専門職の方々や、必要に応じて入院を受け入れてくれる病院と連携しながら診療を行っていますので、気軽にご相談いただけると嬉しいですね。

開院当初は専任のスタッフがいたこともあり、美容関連の施術を取り入れました。現在は、訪問診療とは別に、メディカルダイエットやメディカルスキンケア、美容内服、ED（勃起不全）治療、AGA（男性型脱毛症）治療などの自由診療を私が担当しています。なかでも、メディカルダイエットは、とてもニーズが高いですね。自由診療は基本的にオンライン診療とLINEアプリを使って対応していますが、さまざまな地域の方が受診していらっしゃいます。

当院では、メディカルダイエットに興味があるものの迷っている方のために、無料カウンセリングを実施しています。まずは不安な点を相談していただき、納得されたうえで診療を進める流れとなります。ご相談はオンライン、来院、電話など、どの方法でも対応可能です。
 
カウンセリング後、問診では現在の健康状態や服用中のお薬、体重が増える要因などについて詳しく伺います。特に問題がなければ、患者さんのご希望も踏まえながら、適した薬剤を選択。処方が決まり次第、宅配便などでお薬をお届けし、メディカルダイエットをスタートしていただきます。

多くの方にご満足いただいており、「体重が落ちて嬉しい」「食欲が自然に抑えられて無理なく続けられる」といった声をよくいただきます。もちろん、すべての方に最初から効果が見られるわけではありません。薬が合わなかったり、期待したほど体重が減らなかったりする場合には、別の薬剤に切り替えたり、容量を調整したりしながら目標達成を目指します。そのため、継続して取り組んでいる方も多いですね。
 
一方で、「薬の使用をやめた途端にリバウンドしてしまった」という声もあります。そのため、薬に頼るだけでなく、食事や運動の習慣を見直すことが大切だと考えています。こうした点についても、適宜アドバイスを行いながら、無理なく続けられるメディカルダイエットをサポートしています。