更新日: 2025-06-05

基本情報

名称:
いとう内科クリニック
診療科目:
内科, 循環器内科
住所:
〒 605-0975
京都府京都市東山区泉涌寺雀ケ森町5-5

電話番号075-532-5577電話
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患者の不安に寄り添い、安心感を与える診療が目標。心臓病を含む生活習慣病の改善に向けて、医師と患者の二人三脚で治療に取り組む

日々の診療で心がけていることを教えてください。

伊藤 大輔先生の写真

動悸や息切れといった症状があると、「もしかして心臓が悪いのでは」と不安に思われる方は少なくありません。そうした患者さんの不安に丁寧に寄り添い、お一人おひとりが納得し、安心して帰っていただけるような診療を常に心がけています。
特に心臓に関する症状は、検査をしてみないと原因がはっきりしないことも多いため、診察時に大きな異常が見られない場合でも、患者さんご自身が検査を希望されるのであれば、積極的にお受けいただくようにしています。
不安な気持ちを抱えて来院された方が、笑顔で帰っていけるように。そんな診療を、これからも大切にしていきたいと考えています。

伊藤先生は、患者さんと二人三脚で治療に取り組むことを目指しているそうですね。

はい。生活習慣病は、その名のとおり日々の生活の積み重ねが大きく影響する病気です。ですから、患者さんがただ治療を「受ける」だけでは、なかなか思うような成果が得られません。ご本人が病気と向き合い、治療に主体的に参加していただくことが、健康回復や再発予防への第一歩になります。そのため、私は医師として、患者さんと同じ目線で歩む“二人三脚”の診療を大切にしています。

また、当院では診療の質を高めつつ、受診のしやすさにも配慮しています。来院前に問診ができる専用アプリの導入や、処方箋のFAX送信サービス、キャッシュレス決済などを取り入れ、待ち時間の短縮や利便性の向上に努めています。こうした取り組みは、患者さんにとって最初は少し慣れが必要かもしれませんが、クリニックの運営効率化にもつながり、結果として長く質の高い医療を提供し続けるために必要な工夫だと考えています。地域の皆さんの健康を長く守っていくためにも、こうした取り組みにご理解とご協力をいただけるとありがたいですね。

ところで、貴院はとてもシックな外観で、内装は明るくモダンな雰囲気ですね。

いとう内科クリニックの院内の写真

ありがとうございます。「病院っぽい雰囲気が苦手」「行くだけで緊張する」という方でも、気軽に足を運んでいただけるように──そんな思いから、内外装のデザインにもこだわりました。
院内には、本物の木のような質感の木目調の壁紙を使用し、ポイントとしてビタミンカラーのオレンジやグリーンを取り入れています。大きな窓から自然光がたっぷり差し込む構造にして、できるだけ“医療機関らしさ”を抑えた、明るく温かみのある空間を目指しました。建築中には、近所のお年寄りから「ここ、喫茶店ができるんか?」と声をかけられたこともあって(笑)。残念ながら喫茶店ではありませんが、それくらい気軽に、安心して立ち寄っていただける場所になればうれしいですね。

お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

昔からガンダムが好きで(笑)、学生時代はプラモデル作りに夢中になっていたんですが、医師になってからはなかなかそんな時間も取れなくなってしまいましたね。
いまは何より、家族と過ごす時間が一番のリフレッシュになっています。最近では、長男の卒業記念として、家族で旅行に出かけました。行き先やルートはすべて長男が計画してくれて、カーフェリーで九州に渡ってから、西日本を横断するというなかなかの長旅でして……私はすっかりヘトヘトになりましたが(笑)、家族みんなにとって良い思い出になりました。

さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

伊藤 大輔先生の写真

将来的には、心臓リハビリテーションの体制を整えたいと考えています。患者さんご自身に、自分の体の状態をよく理解してもらいながら、無理なく体を動かして筋力や体力を維持していけるような、そんな“参加型”の心臓リハビリを目指しています。リハビリを通じて地域の方々が自然に集い、交流が生まれるような、あたたかい居場所になっていけたら嬉しいですね。
生活習慣病の治療は、一朝一夕では結果が出ない、地道な取り組みが必要です。患者さんが通いやすく、安心して治療を続けられる環境づくりに、スタッフ一同日々努めています。お互いに思いやりを持ちながら、前向きに、そして無理のないペースで治療を続けていきましょう。

また当院では、心臓病だけでなく、全身のさまざまな疾患にも幅広く対応しています。「どの診療科を受診すればいいかわからない」というような場合でも、どうぞお気軽にご相談ください。必要に応じて、適切な基幹病院や専門医と連携し、地域の“医療のハブ”としての役割を果たしてまいります。これからも、皆さんの健やかな毎日を支える存在でありたいと思っています。どんな小さなことでも、健康に関する不安があれば、どうぞ気軽に足を運んでください。