更新日: 2025-06-19

基本情報

名称:
さがみひまわりクリニック
診療科目:
内科, 血液・腫瘍内科, 糖尿病内科, 呼吸器内科, アレルギー科
住所:
〒 252-0238
神奈川県相模原市中央区星が丘1丁目1-3 さがみメディカルモール1階

電話番号042-707-8120電話
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一般的な内科疾患から専門的な血液疾患まで幅広く対応。診療の一元化で患者の負担軽減にも注力

貴院の診療内容と、来院される患者さんの傾向について教えてください。

さがみひまわりクリニックの院内の写真

当院では、内科、血液・腫瘍内科、糖尿病内科、呼吸器内科、アレルギー科を標榜し、幅広い診療を行っています。患者さんの年齢層も幅広く、若い方からご高齢の方まで、さまざまな世代の方が受診されています。

内科領域では、風邪や腹痛といった一般的な症状のほか、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病のご相談が多くを占めています。春の時期には花粉症などのアレルギー症状で受診される方も増えます。

血液・腫瘍内科の分野では、貧血の症状を訴えて来院される方や、健康診断の血液検査で異常を指摘されて受診される方が多く、専門的な視点から丁寧に診断・フォローを行っています。

生活習慣病には、一般的にどのような治療を行っておられますか?

症状が軽度の場合は、まず食事や運動、睡眠、喫煙、飲酒など、日々の生活習慣を見直すことから治療をスタートします。特に重要なのが食事の改善で、当院では月に1回、管理栄養士による栄養指導も実施し、患者さん一人ひとりに合った食生活のアドバイスを行っています。こうした生活習慣の改善だけでは十分な効果が得られない場合には、必要に応じて薬物療法を組み合わせていきます。

糖尿病の場合、多くは生活習慣の乱れによって発症する2型糖尿病ですが、なかには自己免疫疾患や抗がん剤治療の影響で発症するケースもあります。そうした背景のある糖尿病に対しても、状態に応じた適切な薬物治療を行っています。

抗がん剤治療が原因で糖尿病を発症するケースについて、具体的に教えてください。

秋山 暢先生の写真

血液疾患の治療では、副腎皮質ステロイド薬がよく使用されます。このステロイド薬には血糖値を上昇させる作用があり、その副作用として糖尿病を発症するケースが少なくありません。特に血液がんの治療では長期間にわたりステロイドを用いることが多く、血糖コントロールが大きな課題となる場面も多くあります。
そのため血液内科では、糖尿病をはじめとする合併症の管理も治療の重要な一部です。私自身、血液疾患とともに糖尿病を併発した患者さんの診療に数多く携わってきました。そうした経験をもとに、当院でも糖尿病内科を設け、専門的かつ丁寧な対応を行っています。

また、血液疾患と糖尿病に限らず、一人の患者さんが複数の病気を抱えることは決して珍しくありません。がん患者さんはもちろんのこと、高齢になるにつれて心臓や腎臓、代謝系の疾患など、いくつもの病気を抱えながら生活されている方も多く、複数の診療科や医療機関に通院されているのが現状です。

そうしたなかで、通院そのものが患者さんにとって大きな負担となることもあります。当院では、血液内科・総合内科の両方で培った知見と経験を生かし、可能な範囲で診療の一元化を図ることで、患者さんの通院負担を軽減できるよう努めています。お困りのことがあれば、まずは一度ご相談いただければと思います。

貴院ではCT検査にも対応されているそうですね。

CT検査装置の写真
CT検査装置

はい。当院では、悪性リンパ腫などの血液疾患の診断・評価に欠かせないCT検査を導入しています。リンパ節の腫れや腫瘍の広がりを把握するうえで、CTは非常に有用な検査であり、必要な際に院内ですぐ対応できる体制を整えました。また、肺がんの早期発見に役立つ低線量CTによる肺がん検診も実施しており、予防医療の面からも貢献したいと考えています。

加えて、院内では一般的な血液検査に加え、疾患の有無や進行度を調べる生化学検査、赤血球・白血球・血小板などの値を確認する全血球計算(血算)、炎症や感染症の指標となるCRPの測定、血液疾患の診断に必要な骨髄検査、糖尿病の診断に不可欠な血糖値やHbA1cの測定まで、多岐にわたる検査に対応しています。

こうした検査の多くを院内で完結できることにより、来院当日に結果をお伝えし、それをもとに治療方針の見直しや薬の調整などを迅速に行うことが可能です。なお、検査結果によってより高度な検査や治療が必要と判断される場合には、北里大学病院など近隣の医療機関と密に連携し、適切な医療につなげてまいりますので、安心してご相談いただければと思います。