更新日: 2024-07-17

基本情報

名称:
上大岡はやし泌尿器科クリニック
診療科目:
泌尿器科
住所:
〒 233-0002
神奈川県横浜市港南区上大岡西1丁目19-17 ロッキーイケダ第2ビル4F

電話番号045-845-9620電話
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性別年齢を問わず、排尿トラブルから泌尿器がん、性機能障害まで幅広く診療。基幹病院と役割分担をしながら、がん治療後のフォローアップも担う

貴院の特長や得意な診療を教えてください。

林 成彦先生の写真

泌尿器専門のクリニックとして、男性、女性を問わず、お子さんからお年寄りまで幅広い世代の泌尿器疾患に対応しています。例えば、排尿に関しては、頻尿や尿失禁、多尿といった一般的な排尿トラブルのご相談をはじめ、排尿障害を引き起こす膀胱炎や尿路結石、前立腺肥大症、過活動膀胱などの検査・診断を行い、薬物療法を中心とした治療を提供しています。

近年は、医療機器の発達によって、泌尿器科クリニックでも尿道や膀胱、前立腺の炎症や腫瘍、結石などを検査し、診断することができます。当クリニックでは、泌尿器がんの早期発見・早期治療にも注力しており、特に、前立腺がんや男性の性機能障害については、長年診療に携わってきた私の得意な領域ですので、患者数も急増している中で、力を入れて取り組んでいます。

林先生が得意とされている前立腺がんや前立腺の疾患について、診療の流れを教えてください。

前立腺の異常は、血液検査でわかります。非常に多いのは、地域や勤務先の健康診断、人間ドックでPSA(前立腺特異抗原)の異常を指摘され、泌尿器科を受診されるケースです。そのような場合は、血液検査によるPSAの再検査や超音波検査、MRI検査などを行います。あるいは、排尿障害から前立腺がんが見つかることもありますので、そのような症状を訴える方に検査をお勧めするようにしています。
なお、PSAは、前立腺がんで高値になることが多いものの、前立腺肥大症や前立腺炎でも異常値を示すことがありますので、まずは、それらの疾患と鑑別します。

前立腺がんの疑いがある場合は、大学病院や基幹病院をご紹介し、病変の一部を採って顕微鏡でがん細胞の有無を調べる生検を受けていただくことになります。前立腺肥大症や前立腺炎の場合は、当院で薬物療法が可能ですし、前立腺肥大症の手術が必要な場合は、その手術が得意な病院をご紹介しています。このようなかたちで、近隣の大学病院や基幹病院と連携し、役割分担をしながら、患者さんにとって必要な医療を滞りなく提供することに努めています。

泌尿器がんの術後のフォローアップ(長期間の経過観察)もされているそうですね。

前立腺がん、膀胱がん、腎がんなどの泌尿器がんの中には、5〜10年の長期間の観察が必要ながんがあります。例えば、前立腺がんの場合は、大学病院などでの手術や放射線治療を終えられた患者さんのフォローアップとして、定期的なPSA検査や、排尿トラブルの治療を行っています。患者さんのより身近なところで、大学病院等の主治医とは別のもう一人の主治医として、慎重に経過を観察しながら、どんなことでも気軽に相談に応じていきたいと考えています。大学病院等と密に連携を取りながらフォローアップしていきますので、安心して受診してください。

林先生は、特に前立腺がんに精通されていますので心強いですね。

前立腺の全摘手術や放射線治療後は、尿失禁を起こしたり勃起障害が起きたり、尿道狭窄や鼠径ヘルニアの合併症を起こすこともあります。前立腺がんに限らず、泌尿器科の病気は非常にデリケートな部分で、その方の尊厳や人生の質に大きな影響を与えます。他人には話しづらいことも多いので、萎縮してしまう気持ちを慮りながら患者さんに寄り添い、QOL(生活の質)向上に役立ちたいと思っています。
特に、ED(勃起不全)については、性機能障害に特化した一般社団法人日本性機能学会の日本性機能学会専門医制度の有資格者として知識と経験を活かした診療に努めています。

お子さんの泌尿器診療についても教えてください。

静岡県立こども病院の泌尿器科での診療経験がありますので、お子さんについては、「おちんちんが痛い」とか、「おねしょ(夜尿症)を治したい」、「昼間おしっこが近い」などのよくあるご相談に幅広く応じ、より専門的な検査や治療が必要な場合は、近隣の専門病院や大学病院などをご紹介しています。最近、お子さんの泌尿器系のトラブルも増えていますので、気になることは何でもご相談いただきたいですね。