地域から頼られる存在を目指し、さまざまな病気の早期発見・早期治療に尽力。病気の一歩手前の「未病」対策にも取り組む
日々の診療で心がけていることを教えてください。
開業医として地域医療を担っていく中で、さまざまな病気を早期発見し、必要な医療や介護につなげるハブ的な役割を果たしたいと思っています。そのためには、患者さんのお話をよく聴いて信頼関係を築き、ときには二人三脚で問題解決に取り組んでいく必要もあると考えています。特に、心不全の患者さんにはご高齢の方も多いので、医療だけでなく介護・福祉関係の職種とも緊密な連携体制を整えています。地域の方々にとって当院が頼りになる存在になれたら嬉しいですね。
実際、肺がんや大腸がんを発見したこともあるそうですね。
一般健診も行っていますので、その中で、肺がん、大腸がんの疑いがある方を基幹病院に紹介し、専門医との連携で治療がうまくいったというケースも経験しました。地域のかかりつけ医として、循環器に限らず、さまざまな病気の早期発見・早期治療のために尽力していきたいと考えています。
ところで、院内はとても明るく、開放的な雰囲気ですね。
![たかしお内科ハートクリニックの院内の写真](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fimages.microcms-assets.io%2Fassets%2Fdda4cf7a18e94690acc6ea9a2a3abdae%2Fae16b9c780e6443eb08a4d73030b9b80%2F312395_01_p5.jpg&w=1920&q=75)
ありがとうございます。待合室は天井を吹き抜けにして大きな窓を設け、光がふんだんに入るようにしました。くつろいでお待ちいただけるように、内装の配色は落ち着いた雰囲気にして、車いすでもスムーズに検査等が受けられるよう通路などのスペースも広く取っています。心臓リハビリ室も、開放的な雰囲気になっていますので、明るい気分でリハビリに取り組んでいただけたら嬉しいですね。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?
医師になってからというもの、基本的にずっと仕事をしていまして、趣味らしい趣味がないんです(笑)。大学病院時代は、論文執筆や診療ガイドライン作成にやりがいを感じ、医学の勉強がライフワークのようになっていました。医学に対する向上心は今後も変わりませんが、時間ができたら国内旅行に出かけるなど、気分転換できるような趣味も持ちたいですね。
さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。
![高潮 征爾先生の写真](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fimages.microcms-assets.io%2Fassets%2Fdda4cf7a18e94690acc6ea9a2a3abdae%2Fa8c52ac346494866a8dd1b8f8e683c49%2F312395_01_p6.jpg&w=1920&q=75)
心臓病も含めて「未病」の方々に対する発症予防や、病気の早期発見は、開業医の重要な役割だと考えています。その務めを果たすには、私自身、今まで以上に幅広い疾患の知識を備え、診断のスキルもよりいっそう磨いていく必要があります。そうした努力を通じて、多くの患者さんに「何かあったら当院に相談しよう」「当院に相談すれば安心だ」と言っていただけるような存在感を発揮できるよう努めていきたいと考えています。
特に心臓病に関しては、大学病院で長年にわたって培ってきた知見や経験を活かしたレベルの高い診療を提供できるように、これからも尽力してまいります。感染症対策にもしっかり取り組み、スタッフとともに、患者さんのためにできることは何かを考えながら日々診療にあたっております。ちょっとした体調不良でもお気軽にご相談ください。