更新日: 2025-03-03

基本情報

名称:
小山皮膚科クリニック
診療科目:
皮膚科
住所:
〒 693-0051
島根県出雲市小山町269-4

電話番号0853-25-7212電話
する

医師と患者が一緒に最善の治療に臨む診療スタイルを目標に、患者一人ひとりと誠実に向き合う

日々の診療で心がけていることを教えてください。

私が大切にしているのは、患者さんの立場に立って考えることです。自分が患者だったら嫌だなと思うことは避けるようにしています。例えば、長い待ち時間や、威圧的で怖い先生というのは避けたいですよね(笑)。待ち時間については、ときにはご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、患者さんには常に笑顔で接し、真摯な姿勢で効率よくお話を伺い、患者さんのご要望に応じた適切な治療を提供するよう心がけています。「中川先生に診てもらって良かった」と思っていただけるような診療が目標です。

前医院の山田先生は、患者さんからの評判が良かったそうですね。

そうなんです。山田先生は長年この地域で皮膚科のかかりつけ医として、患者さんに慕われ、地域の方々に愛されてきましたから、正直、プレッシャーを感じています(笑)。私が院長になって内装こそ変えましたが、スタッフは、旧山田皮膚科医院の人たちばかりなんです。患者さんだけでなく、スタッフにもがっかりされないよう、気持ちを引き締めています。

また、地盤を引き継ぐにあたって、山田先生からこれまでの患者さんの治療法について、いくつかのアドバイスをいただいています。特にご高齢の方は、主治医が変わることで不安を感じられることもありますので、ときには「患者さんに触れる」というコミュニケーションを通じて、信頼関係を築いていきたいなと考えています。

アットホームで温かみのある院内ですね。

小山皮膚科クリニックの院内の写真
白や茶色を基調にした温かみのある院内

ありがとうございます。前医院もアットホームな雰囲気でしたので、その良さをできるだけ引き継ぎつつ、新しい雰囲気を作り上げるよう心がけました。内装には清潔感と明るさを感じてもらえるよう白を基調にし、屋根には暖かみのある赤みがかった色合いを選びました。また、お子さん向けのおもちゃも少しですがご用意しており、全体的に温かみを感じていただける空間を目指しています。そんな医院だと感じてもらえたら、とても嬉しいですね。

医院の改装にあたって医療設備も刷新されたのでしょうか?

光線療法治療器の写真
光線療法治療器「セラビーム UV308」

新たに導入したものとして、乾癬やアトピー性皮膚炎、円形脱毛症、白斑といった皮膚疾患に適応する光線療法の機器を導入しました。光線療法は比較的副作用が少なく、治療効果が期待できる方法なので、今後は積極的に活用していきたいと考えています。
さらに、皮膚科クリニックでは珍しいのですが、超音波(エコー)検査機器も導入しました。研修医時代に習得した技術を活かし、皮膚内部の腫瘍の良性・悪性のスクリーニングや、乾癬の合併症としてよく見られる関節症状の兆候をエコーを用いて確認するのですが、そうした検査ができるのは、当院の特長の一つだと思います。
そのほか、ダーモスコープという拡大鏡や顕微鏡による検査、血液検査、細菌培養検査など、初期診断に必要な検査体制を整えています。

お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

今、4歳と2歳の子どもがいて、最近第三子も生まれたんですよ。まさに手がかかる時期で、休日はほとんど育児に追われています。子どもたちを公園や科学館に連れて行って、元気に遊ばせた後は、ご飯を食べさせて、お昼寝させる日々ですね。
ただ、子どもたちが昼寝している間だけは、私の“ひととき”なんです(笑)。ゲームや読書をしてリフレッシュするのが楽しみで、特に小学校からの幼なじみたちとオンラインゲームをする時間が、いいストレス解消になっています。

さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

中川 優生先生の写真

前医院である山田皮膚科医院は、長く地域の人たちに愛され、欠かせない存在であったと伺っています。その大切な地盤を引き継ぐにあたり、私も山田先生のように患者さん一人ひとりに真摯に向き合い、誠実なかかりつけ医としての役割を果たしていきたいと考えています。
治療に関しては、患者さんのご要望をしっかりとお伺いした上で適切な方法を提供していくつもりですが、私一人ではすべてのニーズに応えるのは難しいかもしれません。ですので、患者さんからも「こういう治療は希望しない」「こうしてほしい」といった意見を遠慮なくお聞かせください。患者さんと共に最善の治療を追求できるクリニックを目指していますので、どうぞ気軽にご来院ください。