救急科専門医による訪問診療を主軸に、予約制で内科全般と美容皮膚科を外来で診療。患者のニーズに沿った医療を実践
訪問診療と内科、美容皮膚科を標榜されていますが、具体的にどのような診療が受けられるのか、貴院の特長を教えてください。

【明音院長】当院は、訪問診療を中心に、電話による予約制の内科全般と自由診療による美容皮膚科の外来診療を行っています。
内科の外来では、風邪やインフルエンザといった急性疾患から、花粉症や喘息などのアレルギー疾患、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病、さらに貧血や甲状腺疾患などの内分泌・代謝疾患まで、幅広い症状に対応しています。
美容皮膚科では、シミ・くすみ・肌のハリやたるみといった自分自身も含め多くの方が抱えていらっしゃるお悩みに対して、肌質やライフスタイルに合わせ、続けていきやすいオーダーメイドのケアをご提案しています。見た目の改善だけでなく、内面からも自信が持てるようなサポートを目指しています。
【修平医師】訪問診療においては、在宅で療養される患者さんに、入院医療や救急医療とも連携しながら、切れ目のない医療を提供できることが大きな特長です。
たとえば、入院中の患者さんが退院後に在宅療養へ移行される際、ケアマネジャーさんを通じてご依頼をいただければ、当院の訪問診療車で病院からご自宅への送迎を行うことができます。この車両はユニバーサルデザイン仕様となっており、車いすをご利用の方にも対応しています。
また、こうした送迎によって、患者さんの診療情報を病院の担当者と直接対面で引き継ぐことができるため、書類だけでは伝わりにくい情報まできちんと共有できます。移動の手間や事務的負担が減るだけでなく、より安心でスムーズな在宅医療のスタートにつながると考えています。
訪問診療では、どのような診療が受けられるのでしょうか?

【修平医師】高血圧や糖尿病といった生活習慣病をはじめ、心不全や呼吸器疾患などの慢性疾患の管理、さらには予防接種や日常の健康管理に関するご相談まで、幅広く対応しています。
訪問診療では珍しいポータブルレントゲンを導入しており、ご自宅で撮影した画像をその場で確認できるため、肺炎・心不全・骨折などの病態を迅速かつ正確な診断につなげています。
また、在宅酸素療法や中心静脈栄養(IVH)、胃ろう、尿道カテーテルや気管切開部の管理といった、専門的な医療処置にも対応可能です。重度の患者さんには、必要に応じて在宅での輸血や緊急時の初期対応も行っており、救急医としての経験を活かしながら、一歩踏み込んだ在宅医療を実践しています。
加えて、緩和ケアや看取りのご相談も承っています。ご本人やご家族の想いに丁寧に耳を傾けながら、ご自宅という安心できる環境のなかで、その人らしく穏やかな時間を過ごしていただけるよう、心を込めてサポートしています。
美容皮膚科の診療についてもお聞かせください。
【明音院長】美容皮膚科では、若年層の肌トラブルから加齢に伴うエイジングケアまで、幅広いお悩みに対して手軽に始めて続けやすく続けていきやすい治療を行ってお応えしたいと考えています。
美容というと「見た目」だけのイメージを持たれがちですが、実際には、施術の効果を実感することで気持ちが明るくなったり、自信を取り戻したりと、日常そのものが前向きに変わっていくことがあります。そうした“心の変化”に寄り添える美容医療を通して、皆さんのハッピーをサポートしていきたいと思っています。
診療内容は今後さらに充実させていく予定ですが、現時点では、美容内服、点滴や、ピーリングによるシミ・くすみの改善、ボトックスによるシワ予防、肌育注射による肌本来の力を引き出す治療などに対応しています。