受診の利便性向上にも尽力。地域のかかりつけ医として、「患者の立場に立った診療」を実践。
日々の診療で心がけていることをお聞かせください。
「患者さんの立場に立って診療させていただく」ということを肝に銘じていまして、その初心を忘れないよう、お一人おひとりていねいに対応するように心がけています。
私は、かかりつけ医の役割とは、地域の皆さんが豊かな生活を送っていただけるよう健康面で支援することだと考えています。そのためには、病気を見逃さず、入院や高度な医療が必要なときには速やかに連携病院をご紹介して、いち早く適切な治療が受けられるよう力を尽くしていきたいと考えています。
オンライン診療も導入されているそうですね。
オンライン診療は、コロナ禍もあり、他人と接触する通院に不安を感じる患者さんや、お仕事などで忙しく定期的な通院が難しい患者さんのために、利便性を高める目的で導入しました。また、お仕事や通学前に受診していただけるよう朝8時から開院したり、院内での待ち時間短縮のために24時間WEB予約も導入したりしています。
特に、生活習慣病の患者さんは、定期的かつ継続的な治療が必要ですから、オンライン診療を含めなるべく受診機会の間口を広げて、無理なく治療が続けられるように環境を整えています。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか？
就学前の子どもが3人いるので、休日は子どもの相手にバタバタしています（笑）。最近は、近くの商業施設の屋内遊戯場にでかけることが多いですね。夏場は屋内で涼しいですし、子どもが喜ぶ遊び道具がたくさんありますから、便利に活用させてもらっています（笑）。
さいごに、今後の展望や読者へのメッセージをお願いいたします。
父の代の患者さんも大切にしながら、私が専門で取り組んできた糖尿病を中心とする生活習慣病の患者さんにも満足していただける診療をご提供して、当院を信頼して通ってくださる患者さんが増えていくように、これからも患者さんの立場に立った診療を続けていきたいですね。
また、クリニックや病院を受診するには、「病気と思われる明らかな症状がないとダメなんじゃないか」と考えている方も多いのではないかと思います。でも、町のクリニックはそうではありません。「なんとなく体がしんどい」でもかまいませんので、ぜひご来院ください。地域の方々が困った時に、いつでも気軽に相談できる場所でありたいと思っています。