話しやすい雰囲気づくりで、患者が何でも相談できる場でありたい
院内もモダンで素敵な雰囲気ですね。
ありがとうございます。待合室はカフェのような空間をイメージして整えました。最初は、医療機関らしい真っ白な内装も考えたのですが私が落ち着かなくて(笑)、グレーや木目調でリラックスできる雰囲気にしました。
また、患者さんはお一人の方もいればご家族、友人と来られる方もいます。みなさんが思い思いに過ごせるように、カウンター席やテーブルを囲んでお話しながらお待ちいただけるソファ席などを作りました。自動販売機やコーヒー・紅茶のドリンクサーバーもご用意していますので、お茶を飲みにくるような感覚で過ごしていただけると嬉しいですね。
先生が日々の診療で心がけていることを教えてください。
正確な診断と適切な治療を提供することはもちろんですが、地域のクリニックは「患者さんが体や健康のことを気軽に相談できる場所」であることも大切だと思っています。せっかく受診したのに、疑問が残ってしまったり不安が解消しないままお帰りになることがないよう、診療では話しやすい雰囲気づくりを心がけています。病気の話より普通の世間話をしているときも多いですが(笑)、患者さんが聞きたいことを何でも聞けて、体と心の負担が和らぐ医療の提供に努めています。
休日はどのようにお過ごしになっていますか？
音楽が趣味で大学時代からバンド活動を続けており、ベース担当としてオリジナルからカバー曲までジャンルを問わず演奏しています。現在は、年に1回開催しているライブに向けて準備しています。普段は何かと忙しいぶん、仕事から離れて音楽に没頭している時間がいいリフレッシュになっていると思います。
さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。
当院は、前院長の父が「地域に根ざした診療」を掲げ、50年以上にわたり地域医療に貢献してきました。今後も、時代の変化や地域の方々のニーズに応えながら、誰もが安心して受診していただける場所を目指し、誠実に診療を続けてまいります。また、当院以外の医療機関との連携も強化し、当院では対応が難しい疾患やより専門的な検査や治療が必要な場合は速やかに紹介し、患者さんにとって最善の医療が提供できる体制を築いていきたいと考えています。
体の不調はもちろん、「ちょっと気になることがある」「何科に行けばいいのか分からない」と感じることも気兼ねなくご相談ください。当院が“健康に関する身近な相談窓口”としてお役に立てれば幸いです。