更新日: 2023-04-20

基本情報

名称:
土岐医院
診療科目:
小児科, 小児外科, 消化器内科, 外科, 内科
住所:
〒 370-3334
群馬県高崎市本郷町65-1

電話番号027-343-6003電話
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勤務医時代のキャリアを存分に活かし、子どもの便秘や性器の悩みにも真摯に向き合う

どんな患者さんが来院されていますか?

土岐先生の写真

そうですね、乳幼児を含めた子どもの患者さんの割合はもちろん多いのですが、当院の場合は、ご高齢の患者さんも含め、成人の患者さんも数多く来院されています。というのも、当院の標榜は小児科・小児外科・内科・消化器内科で、地域のかかりつけ医としての機能も備えています。院長である私に加えて、前院長であり、内視鏡専門医でもある私の父と、同じく内科医の母も診察を担当しており、経験豊富な医師3人による幅広い診察体制が、当院の特長にもなっています。

したがって、私の専門以外でも地域の患者さんのちょっとした体調不良・かぜ・胃腸の不調から、各種健康診断・予防接種など、健康上のさまざまな相談に対応することができています。

また、傷口の縫合、膿を出す処置など簡単な外科処置であれば院内で対応できるため、ケガをした患者さんが近隣のクリニックから紹介されて、当院を受診されることもときどきありますね。

小児外科の標榜はかなり珍しいのではないでしょうか?

小児外科の開業医は県内でも少なく、高崎市では当院だけです。どんな症状を診てもらえるのかピンとこない方も多いと思いますが、私の得意分野をわかりやすく言うと「子どものおなかやおしりの病気」です。

よくある子どもの腹痛や便秘はもちろん、うんちの色が白い、便に血が混じる、おしりから膿が出る、性器周辺が腫れている、おまたにかゆみや痛みがある、など、子育てをしているお父さんやお母さんが戸惑いやすい症例に対し、適切な対応と手厚いサポートができるのが私の強みです。

特にどういった診療に力を入れていますか?

1つは子どもの便や便秘に関する診療、もう1つは陰部周辺の疾患ですね。これらは私の勤務医時代からの専門分野でもありますし、一般の小児科では踏み込んだ対応が難しかったり、診察をためらわれたりする分野でもあります。

子どもにも便秘症状は多いのですね。

土岐先生の写真

はい。子どもの便秘にはさまざまな理由がありますが、多くは大人と同じく生活習慣が原因です。ただし、何らかの病気が原因の場合もありますし、特に赤ちゃんの便秘の中には、専門的治療が必要な消化器疾患が潜んでいる場合もあります。当院では私が症状ごとに迅速な診断を下し、必要となればすみやかに連携先の医療機関を紹介し、適切な治療を受けられる態勢を整えています。

また、子どもの便秘治療特有の難しさとして、状態や苦しさをうまく大人に伝えられない点があります。そのため当院ではレントゲン写真を使い、詰まった便やガスの様子を保護者にも見えるようにして解説しています。子どもの生活習慣を矯正するには保護者の協力が大前提となりますので、根気強く、わかりやすい説明を心がけています。

さらに便秘に関しては、子どもだけでなく大人の相談も増えています。当院の評判を聞きつけて、高崎市内だけでなく遠方からわざわざ来院される方もいらっしゃいます。とてもありがたいことですが、私自身もより専門知識を深めるなど、質の高い医療を目指さねばならないと、気を引き締めています。

子どもの陰部や性器周辺の悩みは、保護者としてはなかなか相談しづらい分野ですね。

そうですよね。「息子のおちんちんの状態が気になるけれど、これくらいで病院にかかっていいのかな?」と悩むお母さん、「娘のおまたが痒そうだけど、どこに診せればいいの?」と戸惑うお父さんなど、デリケートな部分なだけに、気になっていても相談をためらう親御さんも多いようです。

経験上、重大な先天性疾患が見つかることはまれで、たいていの症状はお薬などの簡単な処置ですぐによくなります。でも、モヤモヤしているよりは、一度診てもらったほうが安心につながると思いますし、万一何らかの異常があるなら、早期発見と治療に越したことはありません。

相談をためらって発見が遅れやすいものとしては他に、思春期疾患などもあげられますね。小児科・小児外科に関しては、受診のハードルを下げるため、医院のホームページにわかりやすい情報を載せるなど、啓蒙活動にも力を入れて取り組んでいます。