時間が許す限り、患者さんとの雑談も大切にしています。初診では話しにくそうにしていた方も、何度か雑談をして打ち解けてくると、ふいに心配事を打ち明けてくれることもあります。子どもなら習い事の話とか、高齢の方なら家族の話とか、バックグラウンドがわかるとお互い話しやすくなりますよね。

また、お子さんの症状などで大きな不安を抱え込んでいるような親御さんには、まずその気持ちに寄り添うことを第一に考えて診療にあたっています。

自転車競技やアウトドアキャンプが趣味です。自転車競技では地元の榛名山（はるなさん）で毎年開催される「榛名ヒルクライム」に出場するのが楽しみで、病院の周辺でトレーニングすることもあります。

キャンプはコロナの影響もあって始めた初心者なのですが、アウトドアグッズを少しずつ買い揃え、家族みんなで泊まれるくらいの設備は整いました。大自然に囲まれて焚き火をしながら家族や仲間とお酒を飲むのは、最高の癒しの時間です。

最近はサッカーをしている息子の応援にいくことも増えましたね。その際に撮る写真も趣味になりつつあります。

小児外科の専門医として、子どもたちの未来のために働けていることを幸せに感じるとともに、現在の自分と医院があるのは「何かあったら土岐先生のところへ」と言ってくださる地域の皆様、そして、ご先祖様のおかげだということを忘れないように毎日の診療に望んでいます。江戸から続く「土岐医院」の7代目の名に恥じぬよう、地域の皆様の健康をお守りするのが、私に課せられた第一の使命だと思っています。

何せ、90代のとある患者さんなどは、父や祖父どころか曾祖父の顔まで知っていて、診察のたびに「先生で4代目。もう少し長生きする」と言ってくれていますからね（笑）。これから先も、何かあれば「まずは土岐先生に聞いてみよう」と思ってもらえる身近な存在であり続けることが、医院としての目標です。

それから、私個人としてはまだまだ医道に精進することも目標です。小児外科医としての専門性を多くの患者さんに役立てていくことは当然として、開業医に求められる総合診療の技術と知識をさらに磨くため、全国の志ある医師が集まる勉強会「21世紀適々斎塾」にも毎月参加し、医療現場の最新情報を学ぶようにしています。

赤ちゃんからご高齢の方まで安心して受診していただける地域のファミリークリニックを目標に、これからもスタッフや家族と力を合わせてよりよい医療の提供に努めてまいります。これからもどうぞよろしくお願いします。