更新日: 2025-02-12

基本情報

名称:
植村病院
診療科目:
内科, 循環器内科, 消化器内科, 呼吸器内科, 救急科, 外科, 心臓血管外科, 整形外科
住所:
〒 890-0008
鹿児島県鹿児島市伊敷2丁目1-2

電話番号099-220-1730電話
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患者のつらさや悩みに真摯に寄り添い、思わず笑顔になるような心のこもった医療をスタッフ一丸となって実践

日々の診療でどのようなことを心がけていますか?

川名 英世先生の写真

患者さんには笑顔になって帰ってもらいたい――その想いを胸に、日々診療にあたっています。来院される患者さんは、多くの場合、つらい症状や困りごとがあって来院されていますので、それをどうやったら取り除けるのかを考えながら診療することを常に心がけています。
先日、ある患者さんが別の病院でがんと診断され、とても落ち込んだ様子で私のところに来られました。その方のがんは、たまたま根治しやすいタイプでしたのでそう説明すると、とても喜んで帰られました。たとえ私の専門外であっても、知り得た医学的な知識や情報をお伝えすることで、希望を持っていただけると実感しました。場合によっては、笑いのネタの一つも披露して(笑)、これからも患者さんに明るい気持ちになって笑顔で帰っていただけるように努めてまいります。

心のこもった医療を実践されているわけですね。

当院の自慢は、看護師、理学療法士をはじめ、コメディカルがとても優秀なことです。例えばコロナ禍では、発熱外来の設置や防護服の情報を看護師が自分たちで収集して、一週間で診療可能な体制を整えてくれました。診療放射線技師も、病の第一発見者としての意識が高く、病変を感じたら必ず医師に伝えてくれます。「患者さんや地域の人たちの健康のために、自分たちができることをする」という高い意識を持ったスタッフや、初代理事長から脈々と続く、患者さん本位の理念を体現しているようなベテラン看護師も多いので、安心してなんでも相談してもらえたら嬉しいですね。

コメディカルの人たちが働きやすいような環境整備にも取り組まれているそうですね。

鹿児島市が推進する「にこにこ子育て応援隊」=「職場のパパママ応援隊」に加入し、当院の看護師長が先導しながら仕事と育児の両立を目指す働き方改革を進めています。若いママさん看護師から「働きやすい」という声も聞こえてきますので、いずれは院内保育所も作って、より働きやすい職場とし、患者さんへのホスピタリティに反映させたいですね。
病院の建物も、旧館はだいぶ古くなってきましたが、新館は明るく快適です。患者さんにもスタッフにも居心地の良さを感じてもらえたら嬉しいですね。

お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

川名 英世先生の写真

もともと機械いじりが得意で、今も趣味で続けています。もっぱら壊れた機械を直すのが好きで、液晶テレビやブルーレイレコーダーなどのジャンク品を買ってきては修理していますね。最近は、壊れたミシンを直したのがきっかけで裁縫も好きになりまして…古着屋で買った330円のジャケットを当て布でサイズを大きくして着ています。「格好いいだろう」と看護師さんに見せびらかしていますよ(笑)。あとは読書も趣味で、科学系のブルーバックスや医学書をよく読みますね。最近は、宗教の起源や進化人類学も読んでいてマンガも好き。要は、なんでも読むんです(笑)。

さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

当院は、昔からお子さん以外、救急も含めて、どんな患者さんも24時間、年中無休で診療してきました。その方針は今後も変わらず守り続けていくつもりです。これまでどおり、地域に密着した病院として、新型コロナやインフルエンザ、マイコプラズマ肺炎といった流行中の感染症の診療はもとより、健康に関する困りごとやお悩み、入院、介護に関すること、さまざまなご相談に応じています。一人でも多くの患者さんが笑顔で暮らせるよう、スタッフ一丸となって取り組んでまいりますので、気軽にご相談ください。