更新日: 2023-07-24

基本情報

名称:
野田医院
診療科目:
産科, 婦人科
住所:
〒 885-0051
宮崎県都城市蔵原町9-18

電話番号0986-24-8553電話
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大学病院に在籍する専門医との協力体制が強み。一般不妊治療から、高度生殖補助医療、男性不妊にも対応

貴院の特長について教えてください。

野田 俊一先生の写真

大学病院で約10年、産婦人科領域において数多くの経験、研鑽を積んできたつもりですが、やはり自分1人の力で出来ることには限界があります。より専門性が高く、患者さんに安心いただける医療を提供するために、外部の先生方に来ていただき、さまざまな専門外来を設けているのが当院の特長といえるのではないでしょうか。

たとえば産科では、宮崎大学医学部附属病院産婦人科医師の診察が受けられる、ハイリスク外来を実施しています。妊娠・分娩時に妊婦さん自身、または胎児・新生児に何らかの問題が生じる可能性の高い妊娠を「ハイリスク妊娠」といいます。妊娠高血圧症候群など合併症のある患者さんを大学の先生に診ていただき、ハイリスク妊娠かどうかの診断を仰ぐ、いわばセカンドオピニオンのようなものです。ローリスクとの診断であれば、そのまま当院で出産まで診させていただきますし、ハイリスクであれば、何かあった際にも対応できる大学病院や総合病院をご紹介しています。

婦人科では、宮崎大学医学部附属病院教授で内分泌、女性医学、東洋医学、臨床遺伝学などを専門とされている山口昌俊先生による、漢方・更年期・思春期外来を実施しています。更年期障害の症状は、のぼせ、発汗、倦怠感などが代表的な症状で、程度も人によってさまざまです。しっかりとカウンセリングを行った後、ホルモン補充療法、漢方療法、低用量ピルなど患者さん一人ひとりにあった治療法をご提案しています。

また、思春期外来では、「初潮が来ない」「生理が来ると学校に行くのが辛いくらい体調が悪い」などのご相談で受診される中高生の患者さんがいらっしゃいます。生理が始まって間もない十代は、生理自体が不安定であることが多いので、少しでも不安なことや困っていることなどがありましたら、気軽に相談していただきたいですね。

大学病院で培った経験をもとに、不妊治療にも注力されているそうですね。

野田医院の外観の写真
2019年に開設した高度生殖医療施設

はい。不妊治療は、タイミング療法などの一般不妊治療から、体外受精や顕微授精などの高度生殖補助医療、男性不妊まで対応しています。患者さんの「妊娠したい」という思いを一番大切に、医学的見地からより良い治療方法をおすすめするだけでなく、妊娠とさらにその先の未来をサポートしていきたいと考えています。

2019年には、妊活を希望する方、不妊で悩んでいる方に落ち着いた環境で治療を受けていただけるよう、当院の隣に高度生殖医療施設を開設しました。設備の特徴としては、培養中の卵や胚にストレスを与えることなく、継続的に撮影できるタイムラプスシステム機能がついた最新の培養システムを導入しています。確かな技術と充実した設備で、1人でも多くの患者さんに“妊娠の喜び”を感じていただきたいと考えています。

男性不妊外来も設けられているとお伺いしました。

当院では、男性不妊専門医である横山裕先生を福岡からお招きし、男性のための不妊検査・治療を行っています。男女ともに検査・治療を行うことで、女性側の治療での負担を軽減できたり、1回の治療あたりの成功率を上げることができたりと、不妊の早期解決への近道となります。何より、パートナー同士が目標を共有する事ができるのが最大のメリットかもしれませんね。受診を躊躇しがちな男性にも気軽に相談していただきやすい環境を整えていますので、お悩みの方はぜひご相談ください。

超音波検査(エコー)にも力を入れているそうですね。

野田医院の設備の写真
天井にモニターがあり、楽な姿勢で胎児の様子を見ることができる

はい。妊婦健診時にだんだん大きくなっていく赤ちゃんの姿をモニターで見ることができる超音波検査は、妊婦さんにとって最大の楽しみではないでしょうか。当院では、父の時代から超音波検査に力を入れていています。

また当院では、妊娠中期と後期に、超音波で胎児に先天的な病気がないかを調べる「胎児超音波スクリーニング検査」を実施しています。万が一病気が疑われた場合は当院のハイリスク外来を受診していただき、必要であれば専門施設ですぐに医療が受けられる体制を整えておくことができます。