地域医療への貢献を使命に、あらゆる年代の女性が病気や悩みを相談できるクリニックをめざす
出産前後のケアにはどのようなものがありますか?
妊娠中や産後は心身ともに不調が生じる患者さんも多く、それを緩和させるためのプログラムを用意しています。マタニティビクスやマタニティヨガや、産後のボディラインを整える骨盤ケア、親子でふれあいながら身体を動かせる親子ビクスなど、充実した内容になっているのも当院の特長だと思います。
中でも、妊娠中のイライラや、産後・子育て中の肩こり・腰痛に悩んでいる方におすすめしているのが、医療の観点を用いて症状や体質、希望にあわせたオリジナルのアロマジェルを作る「メディカルアロマ」のクラスです。日本メディカルアロマ協会の黒木千代子先生と一対一のセッションですので、体や心の悩みも気軽に相談できると患者さんに好評です。
病院の敷地にはお花がたくさん植えられていて素敵ですね。
ありがとうございます。花が好きだった母が、病院の周りに植えて大事に育てていたものです。母が亡くなった後も、姉たちが手入れを頑張ってくれています。季節ごとにいろいろな花が咲くので、それを見た患者さんに少しでもリラックスしてもらえたらいいなと思います。
日々の診療において、心がけていることを教えてください。
当たり前のことですが「患者さんファースト」、これに尽きます。患者さんにご満足していただくことが一番ですから、医師側、病院側の主張やスタイルを押しつけるようなことはできるだけしないように心がけてはいます。患者さんのお話や希望をよく聞き、さまざまな治療法の中からご本人に一番あった方法を相談しながら決めて、個人病院ならではのきめ細やかな診療とサポートで、目の前の患者さんに精一杯向き合っていきたいと考えています。
お産への24時間対応など、お忙しいとは思いますが、先生のプライベートの時間の過ごし方も教えていただけますか?
趣味は学生時代からやっているテニスです。ここ都城市はスポーツが盛んで、医師だけではなく異業種の方ともテニスを通して交流できる環境があるので、良い刺激になっていますね。テニスは体力的にハードなスポーツと思われるかもしれませんが、激しいプレイが難しくなった年齢でも、年齢に沿った楽しみ方ができるのがいいところです。私の叔父は95歳まで続けていたんですよ。私もそれを見習って、年相応に無理せず続けていきたいですね。
最後に今後の展望と、読者へのメッセージをお願いいたします。
医療は日々進歩しており、進歩は目覚ましいものがあります。これからも先進の知識や技術を追求し、専門の先生にも協力していただきながら、当院の医療が時代遅れのものにならないよう努力し続けていきたいですね。これまで100年以上にわたり当院を守り続けてきた先代たちの思いを引き継ぎ、地域医療に貢献することを使命に頑張っていきたいと思っています。
「生理の周期が不安定」、「おりものが多い、むずむずする」、「生理痛が辛い」といったお悩みはなかなか相談しにくいと思います。ですが、放っておくと悪化することも少なくありません。当院はあらゆる年代の女性が病気や悩みを相談できるクリニックをめざしていますので、何でもお気軽にご相談ください。