更新日: 2024-02-29

基本情報

名称:
北陽クリニック
診療科目:
循環器内科, 内科, 整形外科, リハビリテーション科, リウマチ科
住所:
〒 693-0013
島根県出雲市荻杼町327-2

電話番号0853-22-7111電話
する

専門性を生かした検査と生活習慣病のケアで命に関わる重篤な疾患を予防

どういった患者さんが来院されますか?

大内 武先生の写真

長年、父が整形外科専門医として診療してきましたので、腰や肩、ひざの痛みを訴えていらっしゃる高齢の方が多いですね。父はスポーツドクターもしているので、小学生や高校生などの若い方がスポーツ外傷で来院されることもあります。

私が担当する循環器内科では、やはり地域柄、ご高齢の方が糖尿病や高血圧といった生活習慣病の治療で通院されています。また、整形外科で受診された方が、お話する中で「少し胸がドキドキする」「健康診断で高血圧だと指摘された」と内科的症状を相談されることもあり、そういった場合には私がすぐに診療させていただきます。

整形外科疾患を診る院長と、循環器をはじめ内科全般を診る私の2診体制で、幅広い疾患に対応することができますので、ご高齢の患者さんが複数の病院を受診する負担を減らせるのも利点ではないでしょうか。気になる症状があれば気軽にご相談いただければと思います。

生活習慣病の早期発見や予防にも注力されているとお伺いしました。

医療法人 北陽クリニックの院内の写真

はい。循環器内科専門医としての経験を生かし、健康診断や特定検診などでの早期発見・治療に注力しています。血液検査は心不全のリスクを早期に発見できるNT-proBNP(慢性心不全リスク検査)や、検査当日にコレステロール値や糖尿の値がわかる機器を導入しています。

糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病は、初めは自覚症状がない場合がほとんどです。それらを放置して動脈硬化が進行してしまうと、心筋梗塞、脳卒中など、命に関わる重篤な病気につながるリスクが高まるため、まずは検査に来ていただき、自分の体の状況を把握すること、予防のために食事や運動などの生活改善に努めていただくこと、必要であれば薬物治療を行うことが大事です。患者さんの体の状態や家庭環境に応じた医療を提供し、一人ひとりに寄り添った継続的なサポートに努めています。

専門とされる循環器領域において注力していきたい診療はありますか?

勤務医時代には、循環器疾患の中でも特に心不全の治療に力を入れてきたのですが、心不全治療はここ10年で劇的に進歩しており、治療薬もすごく増えました。長く循環器疾患の治療に携わってきたからこそ、これまでの知識と経験を生かして最新の治療を提供していきたいと思っています。
「新しい治療と言われても、よくわからない」と不安に思われる方もいるかもしれませんが、医学の進歩は当然多くの人を助ける方向に向かっているので、その恩恵を患者さんにも受けていただきたいですね。もちろん、メリットデメリットなどの説明はしっかり行いますし、患者さんの症状や状況も加味し、その方に適切なものをご提案させていただくのが大前提です。