「大きな病気を見落とさない」をモットーに、救急医療で培った診療スキルを活かして、的確な診断に尽力
日々の診療で大切にされていることはありますか?
常に意識しているのは、「重大な病気や、治療が必要な疾患を決して見落とさない」という姿勢です。救命救急センターで培ったトリアージの経験を活かし、あらゆる可能性を視野に入れながら、正確な診断を行うことを心がけています。
もちろん、すべての疾患に対してクリニックだけで対応できるわけではありません。そのため、より専門的な検査や治療、入院が必要と判断される場合には、信頼できる連携先の病院や専門医をご紹介しています。まずは気になる症状があれば、安心してご相談いただきたいですね。
金澤先生はとても気さくで、お話ししやすい印象です。院内の雰囲気についても教えてください。

ありがとうございます。うちはとてもアットホームな雰囲気だと思います。患者さんのほとんどがご近所の方なので、診療中にも「先生、ちょっと聞いてよ」なんて、いろんなことを根掘り葉掘り話してくださることも多いんですよ(笑)。
私自身も、地域の皆さんの“ホームドクター”でありたいと思っていますので、初めての方でも気兼ねなく、どんなことでも遠慮なくお話しいただけたら嬉しいですね。
お忙しい毎日だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?
そうですね、趣味といえるのはドライブと映画鑑賞でしょうか。ドライブでは、妻を助手席に乗せて、医学生時代に通っていた自宅から東海大学医学部のある伊勢原市までの道を、今でもよく走ります。当時を思い出しながら走るその道が、私にとっては特別な時間なんです。
映画はアニメ作品が好きで、最近は『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』を観て、気分転換しています。忙しい日々の中でも、そうしたひとときがリフレッシュになっていますね。
さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

私自身、60代に入りましたので、まずは自分の健康をしっかり保つことが大切だと感じています。父は68歳のときにがんが見つかりましたし、年齢を重ねるにつれて、誰しも健康面でのトラブルが起こりやすくなります。患者さんから「先生、いつまでも元気でいてくださいね」と温かい言葉をいただくこともあり(笑)、その言葉に励まされながら、日々診療に向き合っています。
これからも、自分自身が健康であることを前提に、一人ひとりの患者さんと丁寧に向き合い、じっくりお話を伺いながら、大きな病気を見逃さないよう真摯な診療を続けていきたいと考えています。
医師を前にすると緊張して、言いたいことが言えなくなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。でも、気を張る必要はまったくありません。「こんなこと聞いてもいいのかな?」というようなことでも、どうぞ遠慮なくお話しください。私と一緒に、これからの健康を守っていきましょう。