更新日: 2022-12-26

基本情報

名称:
竹内内科小児科医院
診療科目:
内科, 小児科, 糖尿病内科, アレルギー科, 皮膚科
住所:
〒 145-0072
東京都大田区田園調布本町40-12-201

電話番号03-3721-5222電話
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急東横線・目黒線「多摩川駅」から徒歩5分、大田区田園調布に位置する「竹内内科小児科医院」。2019年9月、長年にわたり地域住民から慕われてきた同院を継承した五藤 良将院長は、自衛隊医官を経験し、糖尿病治療を専門としながら、一般内科や小児科・在宅医療・救急といった幅広い領域をカバーできる総合診療医だ。
「頼ってくださるすべての患者さんに、柔軟に対応していきたい」と語る五藤院長に、医院継承までの経緯や日々の診療で心掛けていることなど、その想いをお伺いしました。

逆境を乗り越え、地域医療を支える総合診療医として「竹内内科小児科医院」を継承

はじめに、先生が医師を目指したきっかけを教えてください。

小学1年生の時に右手の小指を骨折してしまい手術を受けたのですが、その時に「世の中には色々な病気があるけれど、それを治すことができるお医者さんはすごいなあ」と憧れを抱くようになりました。ただ、私の家族や知人には医師がいなかったこともあり遠い存在で、当時は、自分が「憧れの医師」になれるとは想像できなかったんです。

その心境が変わったのが、高校3年生の頃です。バスケットボールで遊んでいた時に、また同じ箇所を骨折してしまい手術をすることになりました。手術は局所麻酔で行われたため、術中に、ベテランの医師が研修医に指導する声が聞こえてきて(笑)、指導体制がリアルに体感できたんです。
「医師も初めからなんでも出来るのではなく、指導を受けながら経験を積み重ねて一人前になっていくんだな」「これなら自分にもできるかもしれない」と、遠い存在がとても身近に感じられ、医師を目指すようになりました。

しかし、この思いを父に話したところ反対されてしまったんです。医学部は国立でも多額の学費がかかりますからね。それで、理工学部を受験したのですが、目指すものが見出せず、やる気も出ずに2浪。2浪目の年に塾でたまたま防衛医科大学のチラシを見つけたのが転機になりました。同大学卒業後9年間働けば学費免除になる制度だと知り、俄然やる気が出てがんばった結果、防衛医科大学に入学することができました(笑)。

五藤院長の写真1

内科を専攻した理由について伺えますか?

もともとは、自分自身が薄毛でコンプレックスを感じていて(笑)、育毛や脱毛に興味があったので皮膚科医を目指していました。大学在学中は、恵まれた環境で学業に励み順調に卒業もできたのですが、、、体調を崩し、生きるか死ぬかの局面になったときに、脱毛症で悩んでいたことがとても小さなことだと感じ、いろんな病気の診れる内科にまずは向き合おうと思ったのです。

私が臨床研修に出られるまでの6年間は、糖尿病の新薬が数多く登場し、内科分野で大きな変革があった時期です。これは、言い換えれば、日本人の糖尿病患者さんが増えているということでもあります。私は、細胞や電気信号レベルの話が出てくる薬理学のような学問が好きでしたし、何より「たくさんの患者さんを救いたい」という思いが強かったので、そうした理由から糖尿病医として医療の道を進んでいくことに決めました。

「竹内内科小児科医院」を継承されるまでの経緯を教えていただけますか?

五藤院長の写真2

自衛隊員として6年間勤務した後、自衛隊中央病院や自衛隊横須賀病院などで自衛隊医官を務めました。医官退任後は、千葉メディカルセンターの糖尿病センターをはじめ、千葉県内の医療機関に勤務して、糖尿病治療を中心に、内科の日常的に起こる疾患から重篤な病気まで幅広い診療に携わってきました。

その後、開業を考えるようになった時にお声かけいただいたのが、40年の歴史がある当院継承のお話です。開業の相談をしていたコンサルティング企業から、前院長の竹内昭一先生が体調を崩され院長職を退くので、医院を引き継がないかと連絡があったんです。前院長の奥様との面談後、ご縁があり、2019年9月に「竹内内科小児科医院」の院長に就任、運営を継承させていただくことになりました。