開院1年で、「身近で気軽に内視鏡検査を受けられるクリニック」を実現
開院から1年ほど経ちますが、現在はどのような患者さんがいらっしゃいますか?
患者さんは、30~50代の働き盛りの方が多いですね。その中でも、当院が力をいれている内視鏡検査を希望されて来られる方が約半数を占めていて、ひと月の検査数は、大腸カメラが約200件、胃カメラが約300件に上ります。
胃もたれや胃痛・胸焼け・血便といった違和感や症状がある患者さんや、健診で指摘された方はもちろんですが、「今まで一度も大腸カメラを受けたことがなくて心配だから」と特に症状がない方の来院も多く、当院の特徴である「気軽に内視鏡検査が受けられるクリニック」を実現できてよかったとうれしく思っています。
その他には、胃腸炎をはじめとする消化器系の不調や、痔などの肛門疾患で来院される方が多いでしょうか。特に、内痔核をはじめとする肛門疾患は、「恥ずかしい」イメージが強く受診が遅れがちですが、放置していると仕事や家事に大きな支障をきたしてしまいます。当院では、日帰り手術も可能ですので、気になる症状があれば気軽に相談していただきたいですね。
院内はとても広く、モダンで洗練された雰囲気のクリニックですね。
ありがとうございます。この広さを活かして内視鏡検査をスムーズに行える環境づくりを行っています。
たとえば、大腸内視鏡検査では検査前に下剤を飲む必要がありますが、ご自宅での服用が心配な方が、看護師にサポートしてもらいながら院内でゆっくりと不安なく下剤を飲めるようにと個室を9室用意しました。現在は、新型コロナの影響もありほとんど利用していませんが、落ち着いたら積極的に活用したいです。
また、鎮静剤を使用した方が、検査後にゆっくり休んでいただけるようにリカバリー室も広く配置して、ストレッチャーのまま移動してお休みいただくことができるようになっています。
そして、感染症対策の面ですが、特殊な紫外線を発してウィルスの抑制や除菌を行う「Care222®」という最新の紫外線照射装置を天井に設置したり、酸化力の強いオゾンを発生する装置を各診察室や待合室に設置して、空気の清浄化に努めています。
来院にあたり、感染症が心配な方もいらっしゃると思いますが、安心して気軽に受診できるように、そして院内では少しでも快適にリラックスしてお過ごしいただけるように心がけています。