更新日: 2023-07-20

基本情報

名称:
えんどうクリニック
診療科目:
内科, 外科, 胃腸科, 肛門科
住所:
〒 965-0005
福島県会津若松市一箕町亀賀藤原417-3

電話番号0242-33-0700電話
する

クリニックのモットーは「安心とまごころの医療」、患者さんが納得できる診療を提供

アットホームな雰囲気の院内は、清潔感もあって、とてもすてきですね。

ありがとうございます。実は、院内の衛生管理など裏方のマネジメントの多くは私の妻が引き受けてくれています。ですから、皆様に院内環境を褒めていただけるとしたら妻の手柄ですね。私がこうして自分の理想の医療を追求できているのも、妻のおかげだと思っています。

えんどうクリニックの病室写真
清潔に整えられた病室には必要なものが揃い過ごしやすい
えんどうクリニックの談話室写真
書棚が置かれ、ゆったり過ごせる談話室

ところで、先生はプライベートでは、川柳作家としてもご活躍されていると伺いました。

活躍というほどのものではありませんが、ライフワーク的な趣味として新聞への投稿などを続けています。私が初めて全国版の川柳欄で取り上げてもらえたのは「聴診器 心の音も 聞いている」という句を投稿したときのことでした。このときはとても嬉しかったですし、父からも褒めてもらいました。というのも、私の父は遠藤余詩郎という柳号で活動する熱心な投稿家で、医師仲間はもとより、全国の川柳家にも名を知られた存在でしたからね。

川柳という趣味は医道とともに父が私と兄に遺してくれた「宝物」だと思い、ずっと大切にしています。創作活動は右脳を使うと言われているので、頭のトレーニングにもなりますし、何気ない日常をよく「観察」する習慣が患者さんと接するときにも役立ちます。まさに一石三鳥の趣味です。

身体のトレーニングは医局時代に覚えたゴルフでまかなっています。修行時代や開業してしばらくは離れていたのですが、運動不足解消の手段として再開し、最近は月に1~2回程度楽しんでいます。

日々の診療で心がけていることはありますか?

初めての患者さんにはていねいな説明から入り、時間をかけてお互いに信頼関係が築けるように心がけています。つき合いが長くなれば、今度は患者さんの病状だけでなく、顔色や声のトーンといった些細な変化も見逃さないように、よく観察するようにしています。そのあたりは川柳作りで鍛えた観察眼が役立っていますね。

あとは、いかに患者さんに「納得」してもらうか、言い換えればこちらが、どれだけ「まごころ」で接することができるか、という点でしょうか。医師や看護師が患者さんのためになることを常に考えているのは当たり前ですが、それが患者さんにきちんと伝わるような行動にしなければ意味がありません。たとえばピロリ菌が見つかった患者さんであれば、当面の処置だけでなく2~3年先の治療方針まで説明するなど、患者さんから先々の不安を取り除くことを意識しています。また、他の医療機関を紹介する場合でも、単に「〇〇病院に行ってください」というのではなく、「〇〇病院のA先生に診てもらってください」のように、具体的に伝えるようにもしています。

地域医療を支えるうえでも「安心感」というのはとても大切です。患者さんにとって「ここにくれば安心できる」「先生に相談すれば安心だ」そんなふうに思っていただけるよう、患者さんとの会話のやり取りをもっとも大事にしています。私が、診察の終わりに「何か質問はありますか」という声かけを必ずするようにしているのも、こうした理由があるからです。

さいごに、読者や患者さんに向けたメッセージをお願いします。

遠藤先生の写真

胃腸・肛門疾患に限らず、体調のちょっとした変化や違和感というのは、自覚していてもなかなか人には相談しづらいものかもしれません。しかし、悩んでいるうちに病気を悪化させてしまう可能性を考えると、早めに受診して日常の安心を取り戻すほうが、ずっとよいに決まっています。当クリニックでは、そうした個人的な悩み、あるいはご家族の病気などについての個別相談に応じるため、定期的にカンファレンスルームを開放し、「健康相談」「漢方相談」「便秘相談」「栄養士による食事指導」なども行っていますので、気軽にご利用ください。

皆様にとって身近で、立ち寄りやすい医療機関として、これからも「患者さんのため、地域のため」を合言葉とし、スタッフとともに「まごころを大切にした医道」を邁進する所存です。よろしくお願いいたします。