わかりやすく、ていねいな説明によって、患者自身が納得のいく医療を実践。治療の選択肢も複数提示して、患者と二人三脚で症状の改善を目指す
日々の診療で心がけていることはありますか？
【瀧井医師】いつも心がけているのは、診断内容や治療方針について、できるだけ専門用語を使わずに、患者さんにわかりやすく、ていねいに説明することです。痛みなどの原因や治療によってどんなふうに症状の改善が期待できるのかを、患者さん自身が十分に理解することで、治療がうまくいくことは多いんです。ですから説明する時間を十分に取って、患者さんに寄り添いながら、理解を深めてもらうよう努めています。
【蒲池医師】私もわかりやすい説明をするというのは、とても大切なことだと捉えて、常に心がけています。それに加えて、治療の選択肢をできるだけ数多く提示することにも努めています。もちろん私の経験から、お勧めしたいベストな治療法はあるのですが、それを押し付けても患者さん自身が納得しなければ、よい治療効果は期待できません。患者さんにも参画してもらい、私たちと二人三脚で治療を進めていくことを心がけています。
整形外科診療の拡充を含め、地域住民にとって貴院は心強い存在ですね。
【瀧井医師】ありがとうございます。健康寿命を伸ばすには、筋肉や骨といった運動機能が重要な鍵を握りますから、整形外科診療を通じて、患者さんとともに健康を目指していきたいですね。それに、介護が必要になり、ご自宅で暮らせなくなったとしても、関連法人のケアハウスや介護医療院なら、住み慣れた地域から遠く離れなくても暮らしていただけるので、それは当院の強みだと思っています。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか？
【瀧井医師】私は、ゴルフとサーフィンが趣味なんです。といっても、サーフィンはこちらに戻ってから始めたばかり。ただ、もともと凝り性なので、一生懸命練習して、けっこう上達してきました（笑）。子どもが生まれたばかりなので遠出は控えていますが、日が長い時期は朝海に入ってリフレッシュしてから病院に出勤しています。
【蒲池医師】私もゴルフが好きです。あとは海釣りですね。離島だとブリとかイカとか、わりと大物が釣れることもあって楽しいですね。自分でさばけない大型魚は、知り合いの料理屋に調理してもらって、みんなで食べています。じつはサーフィンも、少しずつ瀧井先生に教えてもらっているので、これから本格的に取り組むつもりです。
さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。
【蒲池医師】瀧井先生がおっしゃっていたように、整形外科については、患者さんがわざわざ遠方まで行かなくても、この日向・入郷地域内で保存的治療から手術療法、リハビリまで完結し、スムーズにご自宅に戻れるよう尽力していきたいと思っています。瀧井先生の脊椎を中心とした豊富なご経験と、人工関節置換術やスポーツ外傷の治療を含めた私の経験を合わせて、幅広い整形外科の疾患やケガに対応していきたいと思っていますので、何でもお気軽にご相談ください。
【瀧井医師】これまでの内科、精神科診療に加え、整形外科が2診体制になり、2025年1月からは当院で手術も受けていただけます。だからといって、無理に手術をお勧めするようなことはしませんので、痛みや困りごとがありましたら、安心してご相談ください。特に整形外科の病気は、痛みなどをがまんし過ぎると、重症化して、それだけ治療も大変になってきます。早め早めの受診を心がけていただき、一緒に健康維持を目指しましょう。