グループの総力を結集した「医療・介護・福祉」の三位一体のサービスで、地域住民の病気予防、健康維持、介護ニーズに貢献
日々の診療で心がけていることはありますか？
私自身が子どもの頃に体験した、患者さんと医師との親しみのある関係づくりを理想としており、患者さんに寄り添い、できるかぎり「優しい医療」を実践することを心がけています。
それに加えて、常に意識しているのは、病気の早期発見・早期治療です。勤務医時代には、すでに体の深い部分にもがんが浸潤した進行がんの患者さんの手術や、すでに他の臓器に転移していて手術ができない患者さんを数多く受け持ってきました。「もっと早く見つかっていれば…」と思うことが多くあったのです。できるだけ早期の段階で発見し、速やかに適切な治療を受けていただくには、定期的な検査の受診が重要ですので、アドバイスを真摯に受け止めていただけるような信頼関係を築くことに努めています。
併設のフィットネス施設で運動されている方がいらしたりして、施設全体がとても活気のある感じですね。
そうなんです。施設内のメディカルフィットネスは、送迎もしているので、元気な状態を維持したいという方が遠くからも通ってきて、運動をがんばっておられます。ほかの施設も、日曜以外は、ほぼ毎日、それぞれの部門で、利用者さんの状態に合わせたリハビリや運動、レクリエーションなどを行っていますので、人の出入りも多く、明るく、活気があると思います。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか？
もともと体を動かすことが好きで、学生時代はラグビー部に所属していました。今は、ランニングと軽い筋トレを習慣としています。食べたり飲んだりすることも大好きなので、体重増加防止も兼ねて、マラソンは15年くらい前から続けているんです。今も月間250〜300kmを目標に走っているので、コロナ禍で出場できなかったマラソン大会にも、そろそろ出たいですね。若い頃のように、フルマラソンを3時間半くらいで完走するのが、今の目標です。
それと、高校生から小学生まで子供が3人いますので、休日や診療後は、習い事の送迎など、できるだけするようにしています。家族みんな、それぞれ忙しいのですが、週1回は、全員揃って食事するように心がけています。
さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。
先代の理事長が亡くなってからクリニックは臨時の診療体制の時期もあり、診療時間も診療内容も縮小し、患者さんには、ご不便をおかけしてしまいました。現在は、診療体制が整い、地域のかかりつけ医として、末永く地域の皆さんの健康を支えていきたいと考えております。
クリニックでは、生活習慣病の治療や管理、消化器がんの早期発見、肛門外科の外来手術などに積極的に取り組むだけでなく、病気予防や健康に対する心配事の相談にも応じています。医療だけでなく、介護、福祉に関することも、心身の状態に合わせたサービスを提供できるよう、それぞれの部門のスタッフが鋭意努力しておりますので、体調のことも含めて、どんなことでも気軽に私やスタッフにお声がけください。