子どもとそのご家族の笑顔がたくさんみられるように、寄り添って支える医療を実践
病児保育についても、早くから取り組まれていますね。
そうですね。病児保育「ニコのおうち」は、風邪や胃腸炎のほか、RSウイルス、インフルエンザ、溶連菌など、さまざまな感染症にかかったお子さんが利用されています。
この二子玉川エリアは、必ずしも子どもを預かってくれる祖父母が近居しているご家庭が多いわけではないので、病児保育の必要性は強く実感しています。定員があって、感染症の流行時期はすべてのお子さんを受け入れられず心苦しいのですが、これからもできるだけ働く親御さんのお役に立てるよう努めていきたいですね。
日々の診療で心がけていることを教えてください。
時間の許す限り、親子の話をよく聞くことを大切にしています。じっくりお話する中で、お子さんにとっていま何が必要か、お母さんが何を望んでいるかなど、ご本人たちのお気持ちを汲み取り、寄り添った診療を提供できるように心がけています。
毎日、お忙しいと思いますが、休日はどんなふうに過ごされているのですか?
休日は、スポーツジムでランニングをはじめ、さまざまなマシーントレーニングをして、体を動かすことが多いですね。医師として、患者さんの生活を支えるには、自分自身が体の健康を維持することが大切だと思っています。
あとは、8歳になるノーフォークテリアを飼っていて、一緒に散歩したり遊んだりしてリフレッシュしています。
さいごに、今後の展望を教えてください。
子どもの健康や発育、子どもへの接し方など、子育てに悩みはつきないものです。けれども、一人で悩みや不安を抱え込む必要はありません。「こんなことで病院に行っていいのかな」なんて思わず、気軽に相談にいらっしゃってください。
身近でどんなことでも相談できる総合医療=プライマリケアを軸に、地域のかかりつけ医として、子どもたち、そのご家族の笑顔がたくさん見られるよう尽力していきたいと思っています。