更新日: 2025-12-19

基本情報

名称:
横浜西口菅原皮膚科
診療科目:
皮膚科
住所:
〒 221-0835
神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2丁目24-1 谷川ビル3F

電話番号045-324-1281電話
する

アトピー性皮膚炎や乾癬、白斑など難治性皮膚疾患の改善を目指し、県内でも希少なエキシマレーザー治療器による光線治療を実施

現在、どのような患者さんが多く来院されていますか?

横浜西口菅原皮膚科の院内の写真

年齢や性別を問わず、幅広い層の患者さんにご来院いただいています。アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、尋常性白斑や自分が専門分野として研究してきた皮膚感染症の患者さんを多く拝見しております。特に慢性疾患は、長期間にわたる継続的な治療が必要なため、患者さんの生活背景やお悩みに寄り添った診療を心がけています。そのほか、白癬(水虫)やじんましん、ニキビ、赤ら顔(酒さ)など、日常的によく見られる皮膚疾患の方も多くいらっしゃいます。

貴院は、難治性の皮膚疾患の光線治療で定評がありますが、どのような治療が受けられるのか教えてください。

エキシマレーザー(XTRAC)光線治療機器の写真
エキシマレーザー(XTRAC)光線治療機器

当院では現在、複数機種の光線治療機器を導入しており、それぞれの疾患や病変の状態に応じて適切な機器を使い分けながら治療を行っています。光線治療はアトピー性皮膚炎や尋常性乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、円形脱毛症、菌状息肉症などに対して保険適用が認められており、内服薬や外用薬のみでは十分な効果が得られにくい場合に、併用することで高い治療効果が期待できます。なかでも、当院が神奈川県内で初めて導入した「エキシマレーザー(XTRAC)」は、308nmの波長を持つ紫外線を高輝度で照射できる装置で、従来の「ナローバンドUVB」や「エキシマライト」よりも集中的に病変部のみに照射できるという利点があります。これにより、健常皮膚への影響を最小限に抑えつつ、高い治療効果が見込めるため、特に局所的な皮疹に対して有効です。

実際、光線治療によってどのような改善が見られますか?

効果には個人差がありますが、特に尋常性白斑に対しては、エキシマレーザー(XTRAC)による光線治療で良好な反応を示す方が多くいらっしゃいます。治療を重ねることで、白斑部に少しずつ色素が戻ってくる様子が確認できることも多く、患者さんご本人にも、目に見える変化として実感していただけるケースが少なくありません。この機器を導入した背景には、「白斑で悩む方々の力になりたい」という強い思いがありました。だからこそ、治療を通じて患者さんが前向きな変化を感じられたときには、私自身も大きな喜びとやりがいを感じます。もちろん、すべての方に同じような効果が得られるわけではありません。反応が乏しい場合や、より専門的な治療が必要と判断した場合には、白斑治療に豊富な経験を持つ国内トップレベルのスペシャリストの先生方をご紹介し、連携をとりながら最適な医療へつなげられるよう努めています。

光線治療について専門家にご指導いただく機会があったそうですね。

三上 万理子先生の写真

皮膚疾患における光線治療の専門家の先生方からご指導をいただく機会を頂戴いたしました。光線治療は、ただ照射すれば効果が出るというものではなく、疾患や病変の状態に応じた照射方法や、肌への負担を最小限に抑えるための明確なルールが存在します。そうした基本原則をきちんと理解したうえで、一人ひとりの患者さんにとって適切な治療方法をご提案しています。また、海外の最新の研究論文にも常に目を通し、治療効果や安全性に関する知見をアップデートしながら、日々の診療に反映させています。

アトピー性皮膚炎についても、近年新たな治療法が登場しているそうですね。どのような治療なのでしょうか?

最近では、アトピー性皮膚炎の患者さんが最もつらいと感じている「かゆみ」に特化した新しい治療薬として、生物学的製剤「ミチーガ®(一般名:ネモリズマブ)」が登場しました。2023年に保険適用となった、皮下注射による自己注射薬です。この薬は、かゆみの原因物質のひとつとされるサイトカイン「IL-31」の働きをブロックすることで、強いかゆみを抑えることを目的としています。「かゆい→掻く→炎症→さらにかゆい」という悪循環を断ち切ることが期待されており、既存の治療でかゆみが十分にコントロールできなかった患者さんにとって、有効な選択肢となります。

その他、どのような診療に力を入れていらっしゃいますか?

尋常性乾癬の診療にも力を入れており、皮膚症状だけでなく関節の痛みや腫れを伴う関節症性乾癬の早期発見・管理に努めています。関節の変形が進行すると、日常生活に大きな支障をきたすこともあるため、当院では定期的に関節エコーを行い、わずかな変化も見逃さないよう注意深く診ています。
 
また、ニキビや湿疹、赤ら顔(酒さ)といった一般的なお肌のトラブルにも幅広く対応しており、保険診療の枠組みの中で、できる限り丁寧に治療しています。ただ、症状によっては保険診療だけでは十分に対応しきれないケースもありますので、そうした場合にはご希望に応じて、自費診療としてフォトフェイシャルやエレクトロポーションなどの施術をご提案することもあります。
美容皮膚科のような専門クリニックは敷居が高いと感じられる方も多いため、「保険診療では物足りないけれど、美容医療までは踏み出しにくい」といった患者さんに、医療的視点からの“プラスα”としてご利用いただいています。