更新日: 2022-09-06

基本情報

名称:
三浦中央医院
診療科目:
総合内科, 糖尿病内科, 内分泌内科, 代謝内科
住所:
〒 238-0101
神奈川県三浦市南下浦町上宮田1738-1

電話番号046-888-5010電話
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糖尿病の早期治療を通し、地域の健康寿命を伸ばすことが使命

日々の診療で心掛けていることはありますか?

瀧端院長の写真

現在当院では、1日あたり150~250人の患者さんを診療していますが、一人ひとりの患者さんに一切の妥協もせず、クオリティの高い医療を効率的に提供することにこだわっています。
もし我々が診療を止めてしまえば相当な数の患者さんが行き場を失いかねません。当院はすでに社会インフラとして機能しているという自覚と責任は常に感じて診療にあたっています。

非常にご多忙だと思いますが、休日はどのようにお過ごしですか?

日本の糖尿病の診療レベルを上げるためには、糖尿病の最新の知見に基づいた治療法、多くの患者さんを診るための仕組み、チーム医療のあり方などの共有が必要であると考えており、年間100件ほどの講演を行って、現在の糖尿病治療の世界的な潮流や我々の診療のやり方を同業の医師に提供しています。
当院で月に3,000~4,000人の患者さんを診察しつつ、講演に行ったり、論文を執筆したり・・。学生時代は大学のオーケストラでファゴットという大きな木管楽器を演奏していましたが、今は楽器に触れることすらできませんね(笑)。
 
優秀な後輩たちが育ってくれているので、もう少し歳を取って落ち着いたら後輩たちに徐々に仕事を任せつつ、自分のための時間も取ろうと思っています。昔から世界史が好きで、大学では世界史の教授に「ぜひ西洋史の研究室に入ってくれ」といわれたことがありますが、まとまった時間が取れたら世界の医学史の編纂もやってみたいと思っています。

今後の展望についてお聞かせください。

地域の方々の健康寿命を伸ばすことが私の使命だと考えています。糖尿病を患っていると平均寿命に比べて男性の寿命が8年、女性の寿命が11年短いというデータが出ています。しかし早い段階から適切な糖尿病治療を受ければ、平均寿命までの10年を取り返し、天寿を全うすることができるはずです。
 
当院のある三浦市は高齢者が多く、また高齢になっても現役で農業や漁業などに従事している方も多い地域です。若い世代の働き手が減る中、働きたい方が長く働けるように医療の側から支援し地域社会を守るべくこれからも糖尿病治療に尽力してまいります。

さいごに、読者へのメッセージをお願いします。

瀧端院長の写真

健康診断を1年以上受けていない方や何らかの自覚症状がある方は放置せず、必ず受診して下さい。私たちは日々、全力で様々な疾患の診断と治療を行っていますが、患者さんが医療機関に来ていただけないと発見すらできないという現実があります。
糖尿病は重症化しないうちに糖尿病専門医を受診し、患者さん一人ひとりの病態・合併症に合った適切な治療を受けていただくことが何よりも大切です。
 
また、生活習慣病以外のさまざまな疾患にも真摯に対応しています。診療後、専門的な治療が必要であると判断した場合には適した医療機関をご紹介させていただきます。
気になる症状があったら気軽にご相談ください。スタッフ一同お待ちしています。