更新日: 2025-10-01

基本情報

名称:
坂本内科クリニック
診療科目:
内科, 糖尿病内科, 腎臓内科, 代謝内科, 内分泌内科, 消化器内科, 呼吸器内科, 循環器内科
住所:
〒 226-0019
神奈川県横浜市緑区中山1丁目6-1 ミヨシズ・シードビル402号

電話番号045-935-7811電話
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個別性重視の糖尿病治療をはじめ、慢性疾患の専門診療と高水準の“ワンチーム医療”で幅広いニーズに応える

拡充された診療内容について教えてください。

瀧端 正博先生の写真

坂本先生が担当されていた胃内視鏡検査は、現在も週1回のペースで継続しています。これに加えて、風邪やインフルエンザ、花粉症といった季節性の疾患をはじめ、幅広い一般内科診療に対応しています。さらに、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病や、痛風、甲状腺疾患、慢性腎臓病、肥満症など、長期的な管理が必要な慢性疾患については、専門性の高い診療を提供しています。

また、我々の医療機関では結果が5分でわかる採血機器や超音波検査などの設備が整っており、近隣の基幹病院と連携して、急な体調不良や救急疾患にも迅速かつ的確に対処できる体制を整えています。
当院の医師は基幹病院の勤務経験者がほとんどであることから、我々の診療は基幹病院の診療をクリニック向けにコンパクトにまとめたものとなっています。それぞれの医師が一定の専門性を持ちつつ、救急対応を含めて幅広くカバーする診療スタイルだと思っていただければ良いかと思います。

慢性疾患についても、それぞれ専門的な診療が受けられるのですね。

はい。もともと糖尿病・高血圧・脂質異常症・痛風・甲状腺・肥満症を得意とする糖尿病・内分泌のクリニックから始まっていますので、院内で使用されている電子カルテやシステムはこれらの疾患に強いカスタマイズになっています。ここに坂本先生のご専門である消化器内科や現在外来を担当して頂いている先生のご専門である腎臓内科や呼吸器内科、救急科をミックスさせて診療の幅を広げています。
現在、当院の医師陣に加えて、グループ全体で約40名の医師が在籍しておりますが、個々の医師が専門領域にとどまらず、知識や経験を共有し合う“ワンチーム医療”で、より多角的かつ質の高い診療が可能となっています。仮に一人の医師では判断が難しいケースでも、すぐに仲間と相談できる体制が整っているため、患者さんには常に安心して診察を受けていただけると思います。

まずは糖尿病について、どのような専門診療が受けられるのか教えてください。

瀧端 正博先生の写真

糖尿病治療はここ数年で大きく進化しており、画期的な治療薬が次々と登場しています。それに伴い、治療方針も画一的ではなく、患者さん一人ひとりに合わせた個別の戦略が求められる時代になっています。
たとえば、血糖値を下げる方法ひとつ取っても、インスリンの働きを助ける薬、インスリンの分泌を促す薬、血液中の余分な糖を尿から排出させる薬など、作用の異なる薬剤が複数あり、患者さんの病態や合併症の有無に応じて、最適な組み合わせを選ぶ必要があります。こうした適切な薬剤選択と治療設計ができれば、血糖コントロールの改善だけでなく、合併症の進行を抑えたり、インスリン注射から離脱できたりするケースもあります。また最近では血糖値を下げると同時に心臓や腎臓を保護したり、体重を下げる薬剤が出てきたことから、糖尿病以外の合併症に着目して使用する薬剤を決めるのが世界の主流となっています。

私はこれまで、こうした個別性の高い戦略的な糖尿病治療に力を注ぎ、実績を積んできました。こういった知識はこれまで講演などを通して多くの先生方に共有していきましたが、我々の法人に勤務して頂いている先生方にもアドバイスの形で共有していますので、現在糖尿病と診断された方や会社や自治体の健診で血糖値の異常を指摘された方はぜひ当院を受診していただけると幸いです。

慢性腎臓病や肥満症については、どのような診療が受けられるのでしょうか?

慢性腎臓病は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病と深く関連しており、日本腎臓学会は早期発見・早期介入を推奨しています。腎機能が低下すると、将来的に心筋梗塞や脳梗塞といった心血管疾患のリスクが高まり、進行すれば人工透析が必要になることもあります。昔は慢性腎臓病の診断が付いても有効な治療手段が多くはありませんでしたが、近年では慢性腎臓病に対する治療手段が比較的確立されており、きちんとした治療を受けて頂くことが重要な時代になったかと思います。

肥満症に対しては、まずは基本となる食事療法や運動指導を行いますが、これらの方法だけでは十分な効果が得られない場合には、内服薬や注射薬による治療も選択肢となります。とくに糖尿病を合併している方には、糖尿病治療の一環として減量効果を併せ持つある薬剤を使うこともあります。
また高度肥満症の方にも治療薬があります。BMI 27-35kg/m²の患者さんにつきましては合併症次第では注射薬による治療ができる可能性がありますが、当院では施設基準上、該当する薬剤が使用出来ないため、当法人の関連クリニックに紹介となります。いずれにしてもどのような治療ができるかは実際に受診して検査をしないとわからないため、肥満症の治療のご希望がある患者さんは当院を受診していただけると幸いです。