日々の診療で大切にしているのは、患者さんが「元気になった、安心した」と感じて帰っていただくことです。
そのためには、病気の根本的な原因を正確に診断し、適切な治療をや説明行うことが大前提で、病気の裏に隠れているメンタルの不調や、本当に伝えたい訴えをできるだけ汲み取ることも大切にしています。時には、精神的なケアが必要なこともあれば、漢方を取り入れた治療が合うこともあります。そうした総合的な視点から、患者さん一人ひとりに適切な診療を提供することで、患者さんが笑顔になり、「診てもらってよかった」と思っていただけるような医療を心がけています。

忙しい日々のなかで、月に1〜2回はゴルフや仲間とのバスケットボールを楽しみながらリフレッシュしています。ときどき山登りなど自然の中で体を動かすと、気持ちがすっきりして良い気分転換になりますね。

また、読書も大切な趣味のひとつです。作家さんでは司馬遼太郎さんや横溝正史さん、百田尚樹さんの作品が好きです。また手塚治虫さんなど漫画は小学生の時から愛読しています。最近、特に面白かった漫画は「ゴールデンカムイ」。壮大なストーリーと緻密な歴史描写に引き込まれました。当院には気にいっている漫画はクリニックの待合室にも置いています。患者さんにも自由に読んでいただけるようにしていて、漫画が会話のきっかけになることも。診察の合間に「先生、この漫画面白かったですよ！」なんて話しかけられると、ちょっと嬉しくなります。

「患者さんとご家族の味方であること」で病気の根本原因を追究せずむやみに投薬を増やしたり、必要のない検査や手術を押しつけたりするような無責任な治療はしたくありません。どんな検査・治療・手術が本当に必要なのかを患者さんとともに慎重に考え、病気そのものだけでなく、その背景にある精神的・社会的な要因にも目を向けながら、患者さん一人ひとりに寄り添った医療を提供したいと考えています。
そのため、診察にはどうしても時間がかかることがありますが、「丁寧な診察を大切にしたい」という思いの表れでもあります。お待たせすることもあるかもしれませんが、どうかご理解いただければ幸いです。現在、予約システムやカルテの電子化、システム変更などを進めております。私自身はもちろん、スタッフも患者さんと向き合う時間をしっかり確保できるよう工夫し前進してゆく所存です。

当院に来たことで、「前向きになれた」「納得できた」と思ってくれる人が一人でも増えたら、私たちにとって何よりの喜びです。地域の気軽に相談できる“かかりつけ医”でありたいと思っています、「こんなこと相談していいのかな？」と遠慮せず、どんなことでもご相談ください。