検査から病気の早期発見・早期治療まで、ワンストップの診療体制を実現
どのような患者さんが多く来院されますか？
【石黒院長】当院では、風邪など日常で起こる急性症状や喘息・動脈硬化などの慢性疾患、アレルギー疾患など内科全般の症状について幅広く対応しています。
その中でも、やはり、当院が力をいれている内視鏡検査を希望されて来院される方が多いですね。その他、腹痛や便通異常などの消化器症状で来院される方、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病で定期的に通院される方も増えています。
年齢層は10代～90代までと幅広く、夜7時まで診療していますので、会社帰りのサラリーマンや学生さんも多く来院されています。
クリニックの特徴である内視鏡検査について教えてください。
【石黒院長】当院の内視鏡検査は、「楽に受けられて、早く終わる内視鏡検査」をモットーに、病変の見逃しがないように高性能の内視鏡システムEVIS X-1や極細径の内視鏡を導入し、内視鏡専門医が培ってきた高度な技法を用いて、患者さんの苦痛が少なくなるよう短時間に行っていることが大きな特徴です。
胃がんや大腸がんの早期発見・早期治療のために、胃カメラは1年に1回、大腸カメラであれば2・3年に1回を目安に検査を受けてもらいたいので、「楽だったから、また次もここで受けよう」と思っていただけるように、できる限り苦痛のない検査の提供を日々追求しています。
また、内視鏡検査で大腸ポリープが見つかり、医師の判断で切除が必要な場合は、そのまま内視鏡による切除治療を行っています。大腸がんの多くは大腸ポリープががん化して発生するので、ポリープ切除は大腸がんの予防に繋がります。ポリープ切除のために、日をあらためて受診する必要がないのも当院の強みですね。
こちらで受けられる「胃・大腸カメラ」について詳しく教えてください。
【阿部副院長】胃カメラは、先端に高性能のカメラがついた内視鏡を鼻または口から挿入し、食道、胃、十二指腸の粘膜を直接的に観察することで、胃がんや食道がんをはじめ、食道、胃、十二指腸のさまざまな病気を発見することができる検査です。1年に1回の検査でがんを早期に発見できれば、内視鏡で切除することも可能です。
次に、大腸カメラですがこちらも胃カメラ同様、先端に高性能のカメラがついた内視鏡を肛門から挿入し大腸内を観察することで、大腸がんやがん化する可能性のあるポリープなど大腸の炎症や腫瘍の有無を調べる検査になります。ポリープやがん細胞を目で見て確認できるため、確度の高い診断が可能です。
当院では、患者さんのご負担を軽減するために、胃・大腸カメラいずれも鎮静剤を用いて受けることができますが、使用する鎮静剤は患者さん一人ひとりに合わせて種類や量を調整しています。体に合った種類・量の鎮静剤でないと、「鎮静剤を使ったのに苦しかった」というケースも実は少なくないんです。
実際、当院で検査を受けた患者さんからは、「眠っているうちに検査が終了していた」「痛みを感じることなく検査が終わった」という声をたくさん頂戴しております。
検査後は専用のリカバリールームで鎮静剤が抜けるまでゆっくり休んでいただき、回復したら、炎症やポリープなどの病変の有無について、検査で撮影した画像をご覧いただきながらわかりやすく説明させていただきます。
こちらでは、健康診断・人間ドックセンターも併設されていますね。
【石黒院長】はい。地域住民の健康づくりに貢献したいという想いがあり、疾患の予防や早期発見にも積極的に取り組んでいます。
健康診断は、定期的に受けることで、ご自身の身体の状態を把握できると同時に、些細な異変にも気付くことができます。当院では、健康診断の結果に基づいて、健康維持・管理のための生活習慣改善のアドバイスを専門的に行っており、将来の疾患の発症予防にも繋げています。
また、当院の人間ドックは、胃カメラ・大腸カメラ検査の他、レディースドック・脳ドックなど多彩なコースを用意しており、MRI・CT・超音波エコー・マンモグラフィーなど検査に必要な医療機器も充実させて、より詳細な精密検査を実施しています。これによって、健康状態を把握しながら、疾患の早期発見や予測されるリスクを確認することができます。
一般的な健診センターとの大きな違いは、健康診断の結果に基づいて行う精密検査・二次検査や、何らかの異変や疾患が発見されて治療が必要な場合にも、それを当院で行えることです。多くの場合、検査から治療までワンストップでおこなえて、早期介入できることも当院の大きな特徴の一つですね。
もちろん、病態に応じて、専門的な治療が必要と判断された場合は、連携する専門の医療機関をご紹介させていただきます。
