内科・循環器内科を中心に幅広く診療。増加する心不全治療に注力するほか、親子の心身の不調に寄り添う外来も開設
貴院の診療内容を教えてください。

【祥之助院長】当院は1980年の開業以来、内科、婦人科、小児科の診療を行ってまいりましたが、現在は内科、循環器内科、アレルギー科、小児科、心療内科、心療小児科、小児精神科を掲げて診療にあたっています。内科と循環器内科の診療については、主に私が担当しています。
【彩香副院長】私は、アレルギー科・小児科・心療内科・心療小児科・小児精神科を中心に診療を行っています。花粉症、喘息、鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどのアレルギー性疾患に幅広く対応し、お子さんから成人の方まで診察しています。
また、0歳から15歳までのお子さんと親御さん、あるいは妊娠中の方を対象に「親と子のからだとこころの相談」を開設。心身の不調や子育ての悩みに対し、外来診療・心理的サポート・子育て支援などを通して、親子の心と体の健康を支えています。
貴院にはどのような患者さんが来院されていますか?

【祥之助院長】内科・循環器内科の診療では、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病を中心に、慢性疾患で定期的に通院されているご高齢の患者さんが多くいらっしゃいます。また、心疾患をお持ちで薬物療法や経過観察を継続されている方も少なくありません。
一方で、比較的若い世代の方では、咳や発熱といったかぜ症状やインフルエンザなどの感染症、あるいは急性の体調不良などで受診されるケースが目立ちます。さらに、企業健診や特定健康診査などの各種健康診断を目的に来院される方も多く、年代を問わず幅広い患者さんにご来院いただいています。
診療にあたるなかで、特に力を入れている疾患はありますか?
【祥之助院長】注力しているのは、心不全をはじめとする循環器疾患の診療です。心不全とは、心臓のポンプ機能が低下し、全身に十分な血液を送り出せなくなることで、息切れやむくみ、倦怠感などの症状を引き起こす病気です。進行すると命に関わることもあり、近年は高齢化や生活習慣の変化により患者数が急増し、「心不全パンデミック」と呼ばれるほど社会的な問題になっています。当院でも早期発見・再発予防・重症化防止に力を入れ、継続的な管理を行っています。
また、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病は、心不全の発症に深く関係しており、心不全のステージ分類では「ステージA(危険因子を有する段階)」にあたります。これらの疾患を早期に適切にコントロールすることは、心不全をはじめとした重篤な疾患の予防につながります。
当院では、生活指導や薬物治療を通して、患者さん一人ひとりの生活に寄り添ったケアを心がけています。
「親と子のからだとこころの相談」では、どのような診療が受けられるのでしょうか?

【彩香副院長】「親と子のからだとこころの相談」では、心や体の不調、子育てに関する不安や悩みを抱えるお子さんや親御さんに対し、丁寧にお話を伺うことから始めます。まずは、現在の状況やお困りのことをゆっくりとお聞きし、背景や生活環境を理解したうえで、心理士・看護師・栄養士などの各分野の専門スタッフと連携しながら、一人ひとりに合った支援方法をご提案しています。
子どもの心身の健康を守るうえでは、親御さんご自身の心と体の安定も欠かせません。忙しい毎日の中で、自分のことを後回しにしてしまう親御さんも多く見られますが、親御さんが穏やかな気持ちでいられることが、お子さんの安心にもつながります。そこで当院では、お子さんのケアだけでなく、親御さんの心身のケアにも力を入れたサポートを行っています。
診療では、対話によるカウンセリングをはじめ、心理療法、行動療法、トラウマ治療など、状態に合わせて多様なアプローチを行います。心理的サポートだけでなく、生活面の調整や学校・家庭での関わり方など、現実的な支援にも目を向けています。
また、子育て支援の一環として、赤ちゃんとのスキンシップを通して親子の絆を深める「タッチケア」、お子さんの特性を理解しながら声のかけ方や接し方を学ぶ「ペアレント・トレーニング」などのプログラムも実施しています。妊娠中の不安や育児中の悩み、親子の関係で気になることがある方も、どうぞ気軽にご相談ください。