患者を尊重した無理のない治療を提案し、健康をサポート。不安や心配を放置することなく気軽に相談してほしい
おふたりが日々の診療で大切にしていること、心がけていることをお聞かせください。
【祥之助院長】生活習慣病の治療は、食事や飲酒、喫煙などの制限が多く、「やってはいけないこと」が増えがちです。もちろん、病気の進行を防ぐためには一定の制限が必要ですが、あまり厳しすぎると患者さんにとって大きなストレスとなり、治療そのものを続けることが難しくなってしまいます。
そこで当院では、患者さんの気持ちや生活スタイルを尊重し、無理なく続けられる治療を一緒に考えることを大切にしています。たとえば、「すべてを我慢」ではなく、「少し工夫して続ける」方法を提案しながら、患者さんが自分のペースで健康に向き合えるようサポートしています。医師が一方的に指示を出すのではなく、患者さんと二人三脚で歩み、長く治療を続けていける関係を築くことが、何より大切だと考えています。
【彩香副院長】心身のケアを必要とされる親御さんやお子さんの中には、「これができない」「うまくいかない」と自分を責めてしまう方が少なくありません。そうした状況で、診療の場でも「こうしてはいけません」と制限を重ねてしまうと、患者さんの苦しみをさらに深めてしまうことがあります。
だからこそ、親子の外来では、「できないこと」ではなく「できていること」に目を向ける診療を心がけています。患者さんが努力していることを認め、応援しながら、少しずつ「自分らしくいられる状態」に近づけるよう支援する。それが私たちの役割だと思っています。心が安らぐ場所で、自分のペースで歩めるよう、親御さんとお子さんの“こころ”と“からだ”の両面に寄り添い続けたいと考えています。

お忙しい中、休日はどのようにお過ごしになっていますか?
【祥之助院長】休日はできるだけ家族と一緒に過ごすようにしています。子どもたちの成長に合わせて一緒に出かける場所も変わりますが、夏は海やプールで体を動かし、冬はスキーやスノーボードを楽しむのが恒例です。家族との時間は、仕事とはまた違ったリフレッシュのひとときになっています。
【彩香副院長】私は料理やお菓子づくりが好きで、時間があるときは子どもたちと一緒にキッチンに立つこともあります。学生時代はバンド活動やコーラス部で歌っていたこともあり、音楽は今も大切な趣味のひとつです。最近は、家族みんなでカラオケに行って歌う時間が何よりの楽しみですね。家庭の時間を大切にしながら、日々の診療にも新しいエネルギーをもらっています。
最後に、今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

【彩香副院長】現代は親御さんも忙しく、環境の変化やストレスから不登校などの問題を抱えるお子さんも少なくありません。けれど、そうした親御さんやお子さんが安心して立ち寄り、心を休められる場所は、まだまだ多くないのが現状です。今後は、地域のさまざまな方々と手を携えながら、子育て中の親御さんやお子さんにとっての“居場所”をつくるような活動にも取り組んでいきたいと考えています。
私自身、4人の子どもを育てるなかで数多くの悩みや壁に直面し、その都度、学びや気づきを得てきました。そうした経験を活かし、悩みを抱える親御さんやお子さんが少しでも安心して過ごせるようサポートしていくことが、今後の私の大きな目標です。心や体の不調、子育ての悩み、自分自身の心の疲れなど、どんな些細なことでも構いません。「こんなことを相談していいのかな」と迷う前に、ぜひ気軽にお話にいらしてください。
【祥之助院長】地域のかかりつけ医の役割は、病気を治すだけでなく、病気を未然に防ぐことにもあります。私が専門としてきた循環器内科は、生活習慣病と密接に関わっており、日々の診療の積み重ねが重篤な病気の予防につながります。これまで培ってきた経験を生かし、今後も地域の皆さんの健康維持に貢献していきたいと考えています。
忙しい日々の中で、体の不調をつい後まわしにしてしまう方も多いと思います。しかし、症状が軽いうちに受診することこそが健康を守る第一歩です。小さな違和感や不安でも構いません。どうぞ気軽にご相談ください。