更新日: 2023-09-08

基本情報

名称:
OHANAキッズ・ファミリークリニック
診療科目:
小児科, 内科
住所:
〒 124-0011
東京都葛飾区四つ木1-47-10

電話番号03-3693-2222電話
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家族でかかれるホームドクターとして、人に寄り添う医療を実践。子どもの発達相談でも頼れる存在に

医院名の「OHANA」は、ハワイ語だそうですね。医院名に込めた稲毛先生の想いと、貴院の特長を教えてください。

稲毛 祐基子 先生の写真

「OHANA」は、ハワイ語で「家族」を表す言葉なのですが、意味合いはもっと広く、血縁関係にある家族だけでなく、地域で共に暮らす人たちや親しい仲間も含めた家族のような絆を表しています。祖父母、父の時代から、当院はこの“OHANAの精神”で、障がいのあるなし、国籍にかかわらず、地域の皆さんに家族のように寄り添う診療で地域医療を支えてきました。その想いをこれからもつなぎ実践していくために、医院名に「OHANA」を冠しました。

OHANAキッズ・ファミリークリニックの外観の写真

当院の特長は、“OHANA”が表す広い意味でのご家族皆さんにかかっていただけるように、小児科診療を中心としながらも、ご高齢者も含めた大人の方の内科診療にも対応できることだと考えています。

そうすると、来院されている患者さんは年齢、症状ともに幅広いのですか?

そうですね。患者さんの年齢層は、生まれたての赤ちゃんからお年寄りまで幅広くおみえになります。乳幼児健診や予防接種を受けに来られる方など主訴もさまざまです。新型コロナワクチン接種は、「集団接種の会場まで行くのが大変」と、近所の高齢者の方が多くこられましたし、車椅子の方なども「バリアフリーで平屋の当院が来院しやすい」と、とても喜ばれました。
 
また、健診などで心雑音を指摘されたお子さんや心電図異常の小児、先天性心疾患で状態が落ち着いた方、川崎病でフォローが必要な方などは、当院の小児循環器(子どもの心臓病)専門医に診てもらっています。

OHANAキッズ・ファミリークリニックの外観の写真
シャボン玉がモチーフの丸窓が目を引く外観。バリアフリー仕様で車椅子やベビーカーでも来院しやすい。

かかりつけ医としてお子さんを中心に地域の皆さんを幅広く診療されているとのことですが、特に力を入れていきたい診療はありますか?

一つは、病気の予防や早期発見のために、予防接種や健診にいっそう力を入れていきたいと考えています。それは、お子さんだけでなく、大人の方も含めてですね。やはり、予防に勝る治療はありませんので、地域の皆さんにもそうした意識を持っていただけるよう努めて
いきたいと思っています。
 
もう一つ、力を入れているのが、いわゆるお子さんの成長や発達相談です。「言葉が出てくるのが遅い」など、発達や成長に心配な点があり、育てにくさや悩みを抱えているご家族の相談に乗り、具体的な支援につなげていくことを目指して取り組んでいます。

発達相談に関して、具体的にどのようなサポートが受けられるのか教えてください。

OHANAキッズ・ファミリークリニックの院内の写真

発達に関するお悩みは、個別に、じっくり時間をかけてお話を伺う必要がありますので、一般診療とは別に時間枠を設けています。その中で、具体的にどのようなことに不安や心配があるのかをお聞きして、なんらかの基礎疾患を疑い、検査が必要であれば大きな病院で検査をお願いしたり、できる限り診断につなげていきます。その上で、保健所や保育園、学校といった地域の公的機関と連携し、必要であれば療育(発達支援)機関をご紹介するなど、そのお子さんに必要だと思われる支援につなげています。
 
ただ、お子さんが必要な支援につながれば、それで困りごとが解決するというわけではありません。そうしたお子さんを育てているご家族の存在が、実は、とても大切です。ご家族の気持ちが安定すると、お子さんの症状や気持ちも落ち着いてくる、というケースをたくさん見てきましたので、ご家族の気持ちに寄り添いながら、ご家族のことも含めてご相談に乗るようにしています。さらに言うと、ご家族の中だけでなく、地域全体でそうしたお子さんの成長を温かく見守っていくような、OHANAの精神に基づいた支援の輪が広がっていくといいなと願いながら取り組んでいます。