更新日: 2023-09-08

基本情報

名称:
OHANAキッズ・ファミリークリニック
診療科目:
小児科, 内科
住所:
〒 124-0011
東京都葛飾区四つ木1-47-10

電話番号03-3693-2222電話
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笑顔で「また来るね」といってもらえるような信頼関係の構築を目標に、患者に負担の少ない、安心できる医療を実践

稲毛先生が、日々の診療で心がけていることをお聞かせください。

OHANAキッズ・ファミリークリニックの院内の写真
入口を分けた陰圧室(隔離室)を設置し、感染対策も徹底している

お子さんが安心して受診できるような雰囲気づくりを大切にしています。たとえば、診察室にお子さんが入ってきたら、その子の名前を呼んで目線を合わせ、「こんにちは」とあいさつをしてから診察を始めるようにしています。スタッフにも、なるべく笑顔で声がけをするようにお願いして、お子さんを怖がらせないようにすることを常に心がけています。
 
そんなふうに接していると、最初は緊張していたお子さんも、何度か受診するうちに口を開けるのが苦手なお子さんもちゃんと口を開けてくれるようになるのが嬉しいですね。こちらの要望に応えてくれたら、笑顔で「ありがとう」と伝えるというのも習慣にしており、そうした接し方でお子さんと信頼関係を築くように努めています。「またくるね」と言って、ご家族ともども笑顔で帰ってもらえるのが、私を含めたスタッフ全員の目標です。

お子さんへの積極的な声かけが、神経発達症(発達障害)のような“見えづらい障害”の早期発見につながることもありますか?

はい、そうなんです。以前、乳幼児の予防接種を受けに来られたお子さんで、言葉の出方や行動に少し気になるところが見受けられ、その子のお母さんとお話ししたところ、「実は、心配していた」と打ち明けてくださったことがありました。それをきっかけに具体的にご相談に乗り、信頼のおける病院にご紹介してひととおり検査などをしていただき、診断がついたらお母さんの気持ちもすっきりしたのか、落ち着いてこられて……。お子さんにしっかり向き合うようになって、子育てが楽しくなってきたとおっしゃるんです。そうしたら、そのお子さんがすごく伸びて、おしゃべりも上手になり、ニコニコしながら来院するようになりました。
 
お子さんの発達特性が完全になくなることはないのですが、ご家族の関わり方で大きく伸びるお子さんもいるというのを実感できた経験でしたね。こんなふうに、お子さんやご家族から教わることもとても多く、日々、勉強させていただいています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。

稲毛 祐基子 先生の写真

もともと小児科診療を意識して設計をしておりますので、入り口から感染者を分け、陰圧室も設けるなど、感染対策にも注力しています。また、予約制で、感染と非感染者が接触しないように配慮しております。患者さんに安心して受診していただけるというのは、とても大切なことだと思いますので、これからも地域の皆さんに信頼していただき、ご家族皆さんで来院して、笑顔で帰っていただけるような、そんな医院であり続けるよう努めてまいります。

OHANAキッズ・ファミリークリニックの外観の写真

建物を建て替えるときに、入り口から院内全体をバリアフリーにして、ご高齢の方や障がいのある方、車椅子の方も利用しやすいように整えました。お子さんを中心に、その家族や地域の方も気軽に来院できるような暖かいクリニックにしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。