“何でも診る”総合的な診療をベースに糖尿病・腎臓病の専門医療を実施し、質の高い透析医療も提供。美容部門では肌悩み全般から二重まぶた、鼻筋の形成まで幅広く対応
まず、多田院長が担当されている「内科部門」では、どのような患者さんが多く来院されていますか?

【多田院長】当院では、糖尿病・腎臓病・人工透析を専門的に診療しているため、こうした持病をお持ちの患者さんが定期的に通院されています。
また、一般内科には、発熱や風邪、インフルエンザ、感染性胃腸炎などの急性疾患で受診される方が多くいらっしゃいます。一方、漢方内科では、肥満症、便秘症、過敏性腸症候群、胃腸障害、慢性咳嗽、ニキビ、男女の更年期障害や慢性疲労、めまい、頭痛、貧血、不眠症、不安症、うつ症状、心身症、子どもや思春期の各種悩みなど身体や心の不調の方のご相談も多く寄せられます。
さらに、膝、肩など関節の痛みに対する痛み止めやヒアルロン酸注射、ばね指に対するステロイド注射、更年期障害に対するプラセンタ注射など注射療法にも幅広く対応しています。
お子さんからご高齢の方まで、まさに「何でも診てくれる」クリニックなのですね。
【多田院長】特に漢方内科では、漢方を軸にした総合的な診療を行い、年齢や性別を問わず、心身のさまざまな不調に対応しています。人の体が統合体で、西洋医薬のワンポイントに対して作用する薬剤のみでは治療効果が不十分なことが多く、特に、さまざまな訴えや不調があるときに、東洋医学を併用するとバランスがよく、その効き目も抜群です。東洋医学の漢方薬を活かしながら、患者さんのそれぞれ異なる症状に合わせて、オーダーメイドな処方を提供しています。
また、漢方の適応範囲は非常に広く、病気、病名に対する治療ではなく、症状、症候に対する治療ですので、さまざまな病状に対応できます。たとえば、ニキビやアトピー性皮膚炎、慢性そう痒、慢性蕁麻疹など、塗り薬に加えて漢方薬を併用することで、内側と外側の両面からアプローチでき、より良い改善効果が得られます。ほかにも、認知症や慢性疼痛、慢性頭痛、片頭痛から新型コロナやインフルエンザなどの感染症、あるいは、感染後の後遺症、アフターコロナの各種不調など、さまざまな疾患に対応できます。
「これは何科に行けばいいんだろう?」そんなふうに迷ったときや、いくつかの病院を受診しても原因がわからず、改善が見られないとき「こんな症状でも相談していいのかな」とためらう前に、ぜひ一度ご相談ください。
さまざまな専門性を持ち、内科も幅広く診療している中、特に力を入れている診療について教えてください。
【多田院長】私の専門は、糖尿病、腎臓病、そして人工透析です。なかでも人工透析医療には特に力を入れて取り組んでおり、患者さんがより快適に、安心して治療を受けられるよう、診療の質と環境づくりの両面からサポートしています。

当院では、「しっかり食べて、しっかり除去する」という方針のもと、ウルトラピュア(超高純度)の透析液を使用し、個々の患者さんに合わせた多様な透析モードをご提案。オーダーメイドの透析方法で、より質の高い治療を実現しています。
また、透析は1回4時間、週3回という長時間の治療となるため、できる限り心地よくお過ごしいただけるよう、設備面にも徹底的にこだわりました。ベッドは幅広でクッション性に優れ、4段階モーターを搭載。特に首元をサポートする機能は、「楽に座れて、パソコン作業や読書もできる」と好評で、実際にご自宅用に購入を希望された方もいらっしゃるほどです。
さらに、タブレット端末でNetflixやYouTubeなどを楽しめるほか、室内は落ち着いたダウンライト照明。透析中は照明を落とし、静かでリラックスできる空間を演出しています。すべてのベッドにはプライバシーを確保するパーテーションを設置し、ご希望の方には無料で個室透析もご用意しております。
実際に当院では、透析を受けながらお仕事や趣味をしっかり楽しみ、充実した日々を送っている患者さんが多くいらっしゃいます。「透析は近くのクリニックでしか受けられない」と思っていらっしゃる方も多いですが、実はそんなことはありません。当院には、車で30分以上かけて通院される方もいらっしゃいますし、足腰に不安のある方には送迎も行っております。
透析されている方々の笑顔と充実な人生を支援し、より快適な環境とより高い品質の透析医療を提供することが私達の理念であり、私達の使命でもあると考えております。慢性腎不全や人工透析に関する不安や疑問があれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。
「美容部門」には、どのような患者さんが多く来院されていますか?

【明子副院長】当院に通われている患者さんの平均年齢は47.5歳で、シミやシワ、たるみといった年齢による肌の変化を気にされる方が多いですね。特に人気の施術としては、たるみやシワを改善する「糸リフト」、表情ジワを和らげる「ボトックス注射」、ハリやボリュームを補う「ヒアルロン酸注射」、そして「医療脱毛」などがあげられます。
また、比較的若い世代の患者さんには、二重まぶたの形成や、鼻先・鼻筋をすっきりさせる形成術などのご相談も多くいただいています。美容医療は、単に外見を整えるだけでなく、自信を持って日々を過ごすための手段の一つです。患者さん一人ひとりの理想に寄り添い、より自然で美しい仕上がりを目指した施術を提供しています。
美容皮膚科から美容外科まで幅広く対応されていますが、特に力を入れている施術はありますか?
【明子副院長】特に力を入れているのは、「糸リフト」です。この施術は、たるみを引き上げるために皮下に埋め込んだ糸が徐々に吸収される過程で、コラーゲンの生成が促され、リフトアップ効果が長く持続するのが特徴です。単にたるみを改善するだけでなく、小ジワや毛穴の引き締め、たるみ予防にも効果が期待できるため、30代以上の方はもちろん、早めのケアを考えている20代の方にも適した施術です。実は私自身も糸リフトを受けており、比較的ダウンタイムが少なく、施術後の変化を実感しやすい点が魅力だと感じています。
高性能な美容医療機器を複数台、導入されているそうですね。

【明子副院長】小さなクリニックですが、患者さんのさまざまなお悩みに対応できるよう機器を厳選して導入した結果、気づけば美容医療機器が10台になっていました(笑)。
患者さんの理想を叶え、より高い満足度を提供するために、本当に必要だと判断したものは迷わず導入しています。それでも最近、さらにもう一台欲しい機器が出てきていて…(笑)。誠実な美容医療の実践のためには、こうした設備投資も必要だと思っています。