患者の話に耳を傾け、「ここに来てよかった」と思ってもらえる医療を提供したい
先生が日々の診療で心がけていることを教えてください。

患者さんに満足していただくのが一番だと思いますので、診療では何に悩んでいて、どのような治療を望んでいるのかをしっかり伺うように心がけています。例えば、いぼ痔で受診された方でも、痔よりもかゆみを気にしていたり、痔ではなく大腸カメラを希望されているなど、患者さんの悩みが医師の注目している点とは違っていることもあります。同じ疾患でも患者さんによって悩みや治療のゴールは異なりますので、まずはお話をよく聞き、お一人おひとりのご希望や生活状況に合わせて適切な治療を行うように努めています。
また、肛門疾患は恥ずかしさや不安を抱えながらも勇気を出して受診されている方が多くいらっしゃいます。スタッフ全員が患者さんのお気持ちに寄り添い、「ここに来てよかった」と思っていただけるような接遇を心がけています。
診療時間外や休日は、どのようにお過ごしになっていますか?
筋トレを長年続けていまして、週5~6日はウエイトトレーニングで体を鍛えています。普段は何かと忙しいぶん、トレーニング中は気分もすっきりして良いリフレッシュになっています。
さらに、去年からボディビルの一種で引き締まった体の美しさを競う“フィジーク”を始め、東日本の選手権大会にも出場しました。競技を通してトレーニング仲間もできて、たまにダメ出しされることもありますが(笑)、いろんな世代の人と交流できて楽しいですね。今年は全国大会まであと一歩という結果でしたので、来年は出場を目指して頑張りたいと思っています。
最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

当院のモットーは、「おしりが変われば、世界が変わる」です。おしりの悩みは人に相談しづらく、ずっと我慢しているという方もたくさんいらっしゃると思います。そのような患者さんの治療に携わり、症状が改善して完治に至ると「生活が楽になって心も軽くなった」「治療後は世界が変わった」と話していただくこともあります。
当院では、「恥ずかしい」「痛い」「手術は怖い」と感じる患者さんのお気持ちに寄り添い、プライバシーに配慮した丁寧で適切な医療の提供を目指しています。日帰り手術についても、治療方針や麻酔・手術方法、術後の経過等をしっかりとご説明し、納得いただいたうえで進めています。患者さんと信頼関係を築き、お悩みの解決に向けて心身両面でサポートしてまいりますので、何かありましたら気軽にご相談ください。これからもスタッフ一同、誠実で患者さんに寄り添う医療に力を尽くしてまいります。