患者さんのお話をよく聞くことです。患者さんの中には、長年悩まれて受診される方もいらっしゃいますので、診察室では気兼ねなく相談できる雰囲気づくりを心がけ、しっかりと耳を傾けるようにしています。
それから、患者さんが痛みを感じたり怖さを感じることが少ないよう、ていねいに診察し、治療についても分かりやすく説明するように努めています。おしりの疾患は、どうしても恥ずかしさや恐怖心が伴いますので、患者さんが少しでも安心して検査や診療を受けていただける環境をつくるように心がけています。

最近はペン字を習っていて、時間のあるときは教室に通っています。字を書くときはとても集中しますし、字が整うと心が整うような感覚があり、この時間がとてもいいリフレッシュになっていると思います。

炎症性腸疾患は年々患者数が増えているため、今後も力を入れて診療したいと考えています。難病ではありますが、7割の方は軽症で、治療をしっかり行えば日常生活に差しさわりなく過ごせる病気です。また、少し症状が重い方でも、年々治療が進歩しており、治療の選択の幅も拡がっています。地域の病院と連携をとりながら患者さんをサポートしていきたいと思っています。
 
また、内視鏡検査についても、一度受けていただいて「心配だったけど、大したことなくてよかった」となれば、患者さんも定期的に検査を受けやすくなると思います。患者さんが安心して受診していただけるよう、ていねいで正確な検査はもちろん、「何かあったらまた来よう」と思っていただける医療の提供を目指し、尽力してまいります。胃や腸、おしりの不調やお悩みがあれば、小さなことでも気軽にご相談ください。