痛みと同時に「患者の不安感」を取り除く。快適な日常生活を送れるよう全力でサポート
日々の診療で心がけていることを教えてください。
もちろん「痛みを取る」ということを1番に考えていますが、それと同時に、「患者さんが抱える痛みへの不安感を取り除く」ということが、診療の大きな目的でもあります。痛みが引き起こす不安感は、痛みそのもの以上に心身に深刻な影響を与えることがあるからです。慢性痛の中には原因不明の痛みというものも少なくありません。治療に時間がかかるケースもあります。ですが、麻酔科の視点から一時的にでも苦痛を軽減させることは可能です。
患者さんから「神経ブロック注射で痛みが楽になってほっとした」と言っていただくことがあります。一時的にでも痛みがなくなることで、患者さんは安心することができ、さらに、痛みへの不安や恐怖感がなくなることで、前向きに治療に取り組めたり、ときには、症状が快方に向かったりすることもあるんです。今後も、患者さんが抱える痛みへの不安感や恐怖感を取り除く診療の提供に尽力していきます。
安心できる空間作りにもこだわったそうですね。
そうですね。「病院に来た」という不安や緊張が痛みを増長させてしまうこともありますので、来院した患者さんにいかに安心してくつろいでいただけるかを重視しました。院内は、白と木目調を基調とした落ち着きと温かみのある内装に、床には冷たい印象のタイルではなくカーペットを敷くことで、全体的に優しい雰囲気づくりを心がけています。
また、患者さんへの接遇にも気を配り、待ち時間も診療時もできるだけリラックスしていただけるよう、スタッフ一同努めています。
お忙しい日々だと思いますが、先生のプライベートのご趣味などありましたら教えてください。
趣味は、北海道で勤務医をしているときに始めたスノーボードです。北海道はパウダースノーと言われるぐらいで、とてもいい雪質でスノーボードを楽しむことができました。時々ですが、今でも北海道にスノーボードをしに行っています。
さいごに、今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。
当院では、一般内科とペインクリニックを軸として、患者さんの体を総合的に診療し、痛みを和らげることで患者さんが安心して過ごせるような医療を提供したいと思っています。一人ひとりの患者さんの痛みの原因に向き合い、快適な日常生活を送れるよう全力でサポートいたしますので、どのような痛みも決して我慢せず、まずは気軽にご相談ください。当院は交通アクセスが良いので、遠方からも来ていただけたら嬉しいですね。