性感染症は、その症状や感染経路など、医師にも話しづらいことが多いと思います。そうした患者さんのセンシティブな気持ちに寄り添いながら、感染を繰り返したり、他人にうつしたりすることを極力減らせるように、性感染症の怖さや今後の注意点など予防につながるお話しもさせていただくように努めています。
性感染症というのは、一度罹ったからといって免疫ができるわけではなく、何度でも繰り返し罹患してしまう病気です。性感染症のリスク要因は、やはり性交渉なので、コンドームを使うことの重要性を理解していただくのも、大切なことだと考えています。

はい。日本ではまだあまり知られていませんが、「ドキシペップ」といって、性感染症のリスクのある行為後、72時間以内に「ドキシサイクリン」という抗生剤を服用することで、「梅毒」、「淋菌」、「クラミジア」の感染リスクの低減が期待できるという予防法があります。あくまでも感染リスクの低減で、完全に予防できるわけではないので過信は禁物ですが、このような予防法も当院で提供しています。

性感染症の中には、進行するとだるさや発熱、下痢、腹痛、頭痛といった内科的な症状があらわれることがありますので、幅広くご相談に応じています。性感染症の中でもHIVやB型肝炎、C型肝炎のような専門的な治療が必要な病気については、提携先の医療機関をご紹介していますので、安心してご相談ください。

私は、可愛いキャラクターとパフェ（スイーツ）が好きなんです。カフェ巡りも趣味のひとつで、お気に入りのカフェで盛り盛りの可愛いパフェを食べて、リフレッシュしています。

性感染症は、実はすごく身近な病気で、誰しもが罹る可能性があるのですが、「自分には関係ない」と思っている方が依然として多いのが実情です。高校生のような若い方や一般の方にも広く、性感染症はよくある身近な病気だということを知っていただき、多くの方に検査を受けていただけるように啓蒙啓発活動をしていきたいと思っています。当クリニックも、横浜、渋谷、名古屋に加えて、主要都市に拡大していく予定もありますので、行政と組んだイベントなども積極的に企画していきたいですね。

「予防に勝る治療はなし」といわれるように、性感染症も予防が大切です。特にコンドームは、避妊だけが目的ではなく、ご自分の健康を守るために必要なものであることなど、性感染症の怖さも含めて正しい知識を備えてもらえるように、これからも尽力してまいります。

何か気になる症状や「もしかしたら感染したかも」と思われるようなことがあったら、早めに、気軽に検査を受けに来てください。