患者の話をよく聴き、一人ひとりに寄り添った診療を実践。安心して受診できる環境づくりにも力を注ぐ
日々の診療で心がけていることはありますか?
何より大切にしているのは、患者さんのお話をしっかりと聴くことです。どのような症状があり、どんなことでお困りなのかを丁寧に伺い、そのうえで適切な治療やケアを提案できるよう努めています。
患者さんが「ここに来てよかった」「しっかり診てもらえた」と感じてくださることが、私たちの何よりの目標です。そのためにも、一人ひとりに寄り添い、安心していただける診療を心がけています。
内装がとてもナチュラルで、居心地が良さそうですね。

ありがとうございます。ほとんどの患者さんは、発熱や痛みなどの辛い症状や、不安感を抱きながら、忙しい時間の合間を縫って、仕事を休んで来院されます。そんな皆さんに、少しでもホッとしていただけるような空間にしたいと思い、少し工夫をしました。「病院らしくない」とよく言われますが、誉め言葉として受け取っています(笑)。病院は嫌いだけどココなら来てもよいよ、と言ってくれるお子さんもいます。
また、予約システムやキャッシュレス決済についても、少しでもストレスなく使っていただけるようなものを選びました。診察以外の滞在時間はなるべく短くしたいと思っていますが、何度か通われている患者さんの中には、診察後に事務スタッフとしばらく談笑をされてからお帰りになる方もいらっしゃいます。緊張して、下を向きながら来院された方が、帰るときには少しでも笑顔になっていたら良いな、と思っています。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?
休診日も訪問診療に出ることが多いのですが、合間をぬって趣味のサーフィンでリフレッシュしています。早朝から海へ行きサーフィンを楽しみ、午後から訪問診療に向かう、そんな過ごし方をすることもあります。
サーフィンは若いころから続けていますが、なかなか上達しません。冬の海は冷たいし、コンディションによってはヘトヘトになって海から上がります。苦しい思いをすることで少し謙虚になれる気がしますし、波がない日でも、日差しを浴びながら海の上で浮かんでいるだけで心も体もすっきりするので、忙しい日々のいい息抜きになっています。
さいごに、読者へのメッセージをお願いします。

一人でも多くの方が不安から解放され、楽しく、生き生きと、自分が思い描いた人生を過ごすために、当院を利用していただければ、と思っています。そして、何十年かかるかわかりませんが、いつか地域の方から「無くてはならない存在」と思っていただけたら、これほど嬉しいことはありません。
そのためには、日々の診療に真摯に向き合い、患者さん一人ひとりに寄り添った医療を提供し続けることが何より大切だと考えています。また、基幹病院や地区医師会の先生方、訪問看護師さん、ケアマネージャーさんとも密に連携をとりながら、「地域のかかりつけ医」として皆さまの健康を末永く支えていくつもりです。スタッフ一同、安心して受診していただける温かい雰囲気づくりにも力を入れています。お体のことや健康に関するお悩みがあれば、ご自身のことでも大切なご家族のことでも、どうぞ気軽にご相談ください。