【山田院長】この地域も高齢化が進んでいるので、70歳〜100歳以上とご高齢の患者さまが多いですね。疾患としては、やはり高血圧や糖尿病といった生活習慣病がほとんどです。通院が難しくなって、訪問診療を受けている方も多くおられます。さらに、大学病院などで心臓弁膜症の手術や冠動脈バイパス術などを受け、術後の経過観察や管理で通院されている方、ペースメーカーの管理を依頼される方の割合も多いですね。
また、風邪やインフルエンザ、腹痛といった急性の感染症については、若い患者さまも多く、一般外科も対応していますので、ケガや火傷で駆け込んでこられる方もおられます。

【山田院長】そうですね。内科全般を幅広く診療しながら、循環器の専門診療としては、高血圧の治療や不整脈、心不全などの早期発見・早期治療に取り組む一方、心臓弁膜症や心筋梗塞などの手術後のフォローアップとして定期的な検査や診察も行っています。不整脈などでペースメーカーを導入されている患者さまに対する定期的な管理も当院が得意とするところです。ただし、一般外科もそうですが、当院で対応できない専門的な検査や治療については、近隣の専門病院をご紹介していますので、安心して受診していただきたいですね。

一方、訪問診療については、定期的な全身状態の管理や薬剤の調整のほか、経管栄養や酸素療法といった必要な医療処置を行っています。現状、患者さまの半数くらいが一人暮らしの方ですので訪問介護事業者などとも連携し、緊急の処置や入院が必要な場合は近隣の病院をご紹介するなど、必要な連携体制をしっかり取りながら診療を行っています。

【健太医師】狭心症や心筋梗塞、不整脈や心不全といった心臓の病気。動脈瘤や動脈解雛、静脈血栓症といった血管の病気。そしてそれらの原因となることもある高血圧や脂質異常症などの生活習慣病も循環器内科が得意とする領域です。

【山田院長】高血圧、脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病はしばらくの期間は無症状ですが、動脈硬化を進行させることで少しずつ体を蝕んでいきます。心筋梗塞や脳梗塞、腎不全などを起こす前に早期発見、早期治療がとても大切です。

【健太医師】2つあります。1つ目は専門の循環器領城に関して。生活習慣病や循環器疾患 に関して高品質の医療を提供することで患者さまの健康を守る一助になりたいと考えています。2つ目は地域医療に関してです。循環器領域に限らず幅広く地域の皆様の助けになりたいと考えています。なんでも健康相談室のように気軽に来院していただけるようなクリニックを目指しています。