更新日: 2023-04-05

基本情報

名称:
ママダ眼科医院
診療科目:
眼科
住所:
〒 143-0022
東京都大田区東馬込1丁目23-4 鈴木ビル

電話番号03-3773-2941電話
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デジタル時代の子どもたちの目の健康にも寄与、気軽に来院できる医院を目指して

最近の子どもたちの目の健康については、どう感じていらっしゃいますか?

儘田先生の写真

眼科医としては心配な事柄が多いですね。校医として診察していると、近視の子どもが増えているだけでなく、老眼のような症状を呈している子も増えているように感じます。子どもの老眼と聞くとショッキングですが、つまり毛様体筋という目の筋肉のピント調整機能が衰え、視界がぼやけたり、近くのものが見づらかったりという症状が出ているんですね。スマートフォンやタブレットなどデジタル端末の画面を、近距離で長時間見ることによって、毛様体筋の負荷が高くなることが原因だと思われます。

私が子どもだった昔と違って面白いゲームや動画がたくさんあるぶん、子どもたちが外で駆け回って遊ぶことも少ないようですし、小学校でもITツールやデジタル端末を使って授業をしていますから、やはり時代の影響は大きいですね。大人の間でも、オンライン近視やスマホ老眼などという言葉が聞かれますが、子どもの目の機能は大人に比べて繊細なため、より気をつけてほしいと考えています。

指導としては、なるべく長時間デジタル画面を見ないようにとお話しすることになります。とはいえ、子どもたちも勉強はしなくてはいけませんし、便利なデバイスをどんどん使いこなしていく必要もあります。これは子どもたちだけでなく、スマートフォンやパソコンと首引きの私たち大人にも言えることですが、デジタル画面を見るときは40センチ以上距離を保ち、適宜目を休ませる、疲れを感じたら目の周りを温めるなどの工夫をできるだけ取り入れてもらいたいですね。毛様体筋の緊張を和らげる目薬を処方することもできますので、ぜひご相談ください。

先生が診療にあたって心掛けていることはどういったことでしょうか?

まずは的確な診断で、患者さんのお困りごとや不快感が早く解消されるように、真摯にしっかりとお悩みを聞かせていただくことを大切にしています。また、高齢者の方がいくつも病院をハシゴせずにすむよう、治療にくわえ、インフルエンザや高齢者肺炎球菌の予防接種などにも対応しております。

ご多忙な毎日かと思いますが、診療以外の時間はどのように過ごされていますか?

時間ができると、「最新の知識を得たい」という気持ちが湧いてきて、なかなか完全にオフにはならない毎日です。そんななかでも、ぶらぶらと街に出て、ちょっとした買い物を楽しむこともあります。読書も好きなのですが、最近は本を通読する時間がなく、本を買ってくるばかりで…、積読が増える一方ですね(笑)。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

儘田先生の写真

緑内障や糖尿病網膜症、加齢黄斑変性症など目の疾患の多くは初期には症状があらわれません。気づかないまま進行し、そのまま放置すると、視力の回復が不可能になるだけでなく、失明に至ることもあります。しかしこれらの病気も、少しでも早期に介入すればそのぶん進行は食い止められます。

健康な視機能の維持は、QOL(Quality of life・生活の質)に直結します。いつまでもきれいな視界を保ち、日々の生活の満足度を上げるためにも、ぜひ定期的に検査を受けていただきたいと思います。

お悩みごとや気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。スタッフ一同お待ちしております。