すべての患者を最初から最後まで責任を持って診療。“鬼手仏心”の精神で患者と向き合い、信頼関係の構築に努める
日々の診療で大切にしていることを教えてください。
【浩志副院長】診断から治療、その後のフォローアップまで、一人ひとりの患者さんを最初から最後まで、責任をもって診るということを常に心がけています。ときには、まだ幼いお子さんに、注射や鼻の処置など痛みを伴う治療をしなければいけないこともありますが、「鬼手仏心」の精神で情に流されてはいけないと思っています。治療は鬼のようにむごいものでも、心は仏のように病気を治したいという一心で、患者さんと向き合うようにしています。
【祥典院長】私も同じ思いを持っています。それに加えて、父と私はともに川崎医科大学の出身ですので、古巣である大学病院とのつながりを活かし、必要に応じて早めに相談しながら、重い病気の早期発見・早期治療に努めています。これからも地域の皆さんの期待に応えるために学びを重ね、決して諦めることなく、患者さんに寄り添い続けていきたいと考えています。
祥典先生が院長に就任されてから、予約システムなどを刷新されたとうかがいました。
【祥典院長】時代のニーズに合わせ、Webから診療予約ができるシステムを導入し、Web問診票も取り入れました。また、新たに当院のホームページを開設し、インスタグラムでも休診日などの最新情報を発信しています。さらに、これまで行ってきたインフルエンザワクチン接種に加えて、HPVワクチン接種も導入する予定です。HPVワクチンは、現在、小学校6年生から高校1年生相当の女性が公費で定期接種を受けられます。また、自費になりますが、男性の中咽頭がんや肛門がんなどにも有効なワクチンですので、今後はその重要性についても積極的に啓発していきたいと考えています。
院内はどのような雰囲気ですか？
【祥典院長】お子さんの来院も多いので、院内はいつも明るく賑やかな雰囲気です（笑）。私たちは温かみのあるアットホームな医院を目指していますが、父は50年以上ここで診療を続けてきたこともあり、患者さんとの距離がとても近いですね。まるで友人や親戚のように、専門にかかわらず幅広い相談を受けています。そうした祖父や父が築いてきた雰囲気を、これからも大切に守っていきたいと思っています。
お忙しい日々かと思いますが、休日はどのように過ごされていますか？
【浩志副院長】ゴルフやテニス、ロードバイクなどで体を動かしています。10年ほど前からは“ボケ防止”のつもりでトランペットを始め、最近はドラムにも挑戦しています。コロナ禍前は音楽会で演奏する機会もありましたが、今は録音した演奏を知り合いに送りつけて自己満足しています（笑）。
【祥典院長】私は学生時代にテニス部に所属していたこともあり、今も週に一度、診療後に知人と集まってテニスを楽しんでいます。休日は家族と過ごすことが多く、先日は家族で城崎温泉近くの竹野浜海水浴場へ出かけました。透き通った海がとても印象的でしたね。
さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。
【浩志副院長】祥典院長が力を尽くしてくれているので、私はこれまでと変わらず、患者さんのお話に耳を傾け、一人ひとりを最初から最後まで責任をもって診療していきたいと思っています。これからも地域の皆さんに寄り添い、全力で診療にあたりたいですね。
【祥典院長】祖父と父が築いてきた当院の温かい雰囲気と信頼を大切にしながら、地域の医療ニーズに応じて変えるべきところは柔軟に変えていきたいと考えています。大きな病院との連携体制も整えていますので、耳鼻咽喉科以外の症状でも、まずはご相談いただければと思います。これまで「地域のよろず相談所」として歩んできた歴史を引き継ぎ、今後も幅広くご相談に応じてまいります。お困りのことがあれば、どうぞお気軽にご来院ください。